場所に到着し、周りがタチウオ仕掛けをぶんぶん投げるのを横目に「とりあえずアジングするかあ」と父がぽつり。

もうタチウオは諦めているので、“釣れるものを釣れる時に釣る”というスタンスの中アジングをスタート。

最初は好調にメバルやアジを数匹釣り上げるものの、後半から勢いが失速。途中父の休憩中にアジングをしたら20cmほどのメバルが釣れ、「ビギナーズラックにも程がある」と2人でゲラゲラしているとあっという間に夜明け。

たまたま道具として積んだエアーポンプを特に意味もなく付けてアジを生かし、朝マヅメへ。

その日は少し場所が制限されていたので、毎日釣りを楽しんでいるであろうおじいちゃん達がわらわらと寄ってきました。

運良くいいポイントを譲って貰えたので、今日も今日とてジグを投げてはしゃくり、投げてはしゃくり。

隣のおっちゃんおじちゃん方もジグ等を投げていましたが見込みがないと踏んだのか1時間ほどで撤退。

釣りあるある、魚バケツを覗き込んでくるおじいちゃんに「水槽いっぱいやな！飲ませにちょうどええサイズや〜」と、お告げを聞きました。

実際その時にはお告げなどと思っていなかったのですが、せっかくアジも生きてるし、父も自分も今日は何故か釣れる気がする、と謎の自信があったのでぶっ込み仕掛けの要領でノマセをすることに。

針をつけ、いってらっしゃ〜いとアジを海にIN。泳がせ釣りなんてまともにした事がなかったので、とりあえずドラグを緩めて〜、と適当にしていました。

一投目は反応無し。アジが動いていないような気がしたので回収すると元気なアジが付いたままだったのでそのままもう一度IN。

さてドラグを緩めて…と、緩めきったその時、ｷﾞｭｰｰｰｰﾝ!!!と糸が一気に出ました。

え？！まさか！！と思い父に「やってやって！！」と譲り、大きくフッキング！2人で「青物だ！青物だ！！」と盛り上がっていると、ドラグの音を聞きつけたおじいちゃん達がどこからかわらわらと。

ファイト中にも関わらず「青物か〜？」ときかれましたが自分にはランディングという大きな仕事があったのでおじいちゃん達は一旦無視しちゃいました笑

大人しくタモに入ってくれ、周りに人がいなかったら握りこぶしを突き上げて「やったー！！」と叫ぶところだったのですがおじいちゃん達に見守られていたので小さく喜びました笑

サイズを測ると62cm。何気に父は初メジロだったので盛り上がりました。「これで晩御飯は安心だねえ」と、とりあえずまたアジをつけて海にIN。

まあまあ運が良かっただけ…と思っているとまた緩めきったドラグからｷﾞｭｰｰｰｰﾝ!!と音が！「え？！また？！」と焦っているとピタリと音が止みました。回収すると針がなくなっていたのでどうやらサゴシ辺りの牙持ちだったようです。仕方がないからとジギング用のワイヤーリーダーを付けて針を結び、アジをつけて海にポイ。手で持っていたら合わせが早くできるのでは？と手で持ち、糸が出た瞬間に合わせましたが間に合わず…帰ってきたのはワイヤーリーダーと針が無くなった糸とオモリでした。

試行錯誤したものの、結局牙持ちは釣れず…67cmのメジロを追加して、アジが無くなったので納竿としました。

遅れてやってきたおじいちゃん達も浮きを付けてノマセをしていたのですが、仕掛けの問題かおじいちゃん達にはノーヒットでした。

自分たちだけ何度もドラグがなり、キャッチできたのは2匹でしたが久々に青物とファイトができて良い釣行となりました。

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