掃除機
先日、釣り友2人がメジロとシーバスを陸上げしたと聞き居ても立っても居られずに雨予報がズレたのも幸いし出撃。
そこそこに肌寒い気温。
メインポイントは先客がいたので少し手前から沖に向かってフルキャスト、開幕は早いテンポで探るため後方重心のジェット系、ブルーブルーのフォルテン40。
上から下まで満遍なく探るも反応得られるず。
本来入りたかったポイントの釣り人がファイト開始！
程なくして青物を陸上げを確認、時合か？
数分後に他の人もヒット！
時合到来！
ベイトのサイズもレンジもわからないのでありとあらゆることを想定しブレード、フォールジグ、スロージグ、鉄板バイブ、ミノー、シンペンあらゆるジャークも試すも反応なし。
レンジなのか動きなのかわからない中、時合の終了も近いかと思われた。
爆風のため使用を見送っていたロングビルミノー、セットアッパー125S-DRにチェンジ。
飛距離は普段に比べて半分程（40m）の射程を早まきしているとリーリングが突然止まる、反射的に竿を煽るととんでもない勢いで走り出すライン、鳴り出すドラグ。
ボラのスレとは比べものにならないパワーに青物と確信。
ファーストランが全然止まらない、いつまで続くかわからない、何をしたらいいかわからない、手をこまねいているとフッと抜けるテンション。
未熟！
ただただその一言。
すぐさま回収しフックを確認、まだいける。
回遊を信じもうワンチャンスを願い3投目。
着水から3巻目。
先程と同じくハンドルが止まる、そこに居ると信じていたからこそのフルパワーのフッキングと同時に走り出す。
先程のバラシの経験を活かしてしっかりと追い合わせどうすれば魚をコントロールできるか…基本的なロッドワーク、膝の使い方、接点に負荷をかけないようにこちらのペースへ持ち込み、止まると同時にポンピング
ほぼ落パクだったため魚が遠い。
寄せては離されを繰り返して、上げてくるとぬらっと光る魚体。
良いサイズと認識した途端に体が緊張した、しっかり落ち着きフッキングを確認。
これは多少無理をしても外れることはないかかり方、しっかり重さを受け止めながらランディングを試みるがすんでのところで潜り込まれる、数度に渡るやり取りが繰り返されたが、最後のネットインは完璧に収まり、陸上げ完了！
脱力してしばし放心していたが、計測して喜びに変わった。
70cmオーバー。
初青物にしては充分すぎると納得した。
潮位が高かったのが幸いし手の中でしっかり蘇生し、力強い後ろ姿を見送った。
やりたいことは出来た、ファイトもランディングも他人に頼らず、自然に愛されたタイミングでリリースもできた。
感無量、その一言に尽きる。
その後は竿を振ることなく静かに納竿。
去年追い回した結果捉えることの出来なかった青物、今年こそはと気合を入れていたがリアル事情が慌ただしく無理矢理時間を作ってきた釣行での結果。
長々と語りたくなるほどの記憶に残る一本を得た2022年10月9日。
記録更新はいつになるかわからないが目指すはもちろん鰤越え、もっと精進します。
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