Angler

またまた天竜川です。前回は放流翌日でたくさん釣れましたが、今回は平日釣行。のんびり釣って「でっかいのが数匹混じってくれればいいなあ」と朝7時過ぎから釣り始めます。

第1プールの最下流と第2プールには鵜の姿が見えます。早朝はたくさんの鵜がニジマスを追い回していたことでしょう。「しばらくは反応してくれないかも」と思いながらも探りを入れていきます。

あれこれやっても反応がないので、フェザージグでボトムを狙ってみます。しばらくがんばっているとヒット!「これがでかい」と必死に耐えますが、走り出したら止まりません。岸際を上流に向かって走っていくのですが、このままでは途中に出っ張っている大岩にラインが擦ってしまいます。というかもう擦ってしまう寸前。ラインテンションをかけたままラインが擦ってしまえばその瞬間にラインブレイクです。それを避けるためにラインをフリーで出し、ネットを脇に抱えて上流へと走ります。幸いフックは外れませんでした。しかし今度は対岸へ向かってダッシュ。もう手に負えません。そしてラインブレイク。ライトタックルで掛けるとこういうこともあります。

リーダーを結び直すと、前回の釣行で良かったパターンを試してみます。ボトム付近を小さめのスプーンでゆっくりと探っているとヒット!小型でしたが、これでボウズはなくなりました。でも続きません。

浅場でライズしている魚の群れを見つけて狙ってみますが、すれすれです。なんとか1匹キャッチしただけ。

そしてこの頃から風がかなり強くなってきます。斜め前方から吹いてくるので、ルアーは飛ばないしラインはふけるしで釣りになりません。しばらくは風向きが変わるか風が弱まることを期待して釣り続けていましたが、そうなる様子がなさそうなので思い切って対岸に移動します。

移動すると風は追い風になり釣りやすくなりました。まずは近くに見えている小型をフェザージグでキャッチ。ときどきライズしていてもっと釣れそうでしたが、やはりかなりすれています。さらに1匹追加するのがやっと。

「少し遠くの魚を狙ってみよう」とプレッソ・フラットミノー4Fを風に乗せてキャストし、ゆっくりと流れを横切らせるとヒット!小型ばかりですがこれで5匹。さらに1匹もうちょっとでかそうなのを掛けましたが、ばれてしまいました。

「そろそろでっかいのが欲しいなあ」とルアーをマイティーペッパー50SPにチェンジ。水がやや濁っているのでカラーはパールアユ。追い風に乗せて大遠投。流れの中をゆっくりとスイングさせてくるとドンッと気持ちいい反転バイト!ついに大型がヒットしました。白銀に輝く元気な魚です。何度もダッシュを繰り返し楽しませてくれました。ジャスト60cm。

フックが1本ダメになったので交換して釣り続けていると、ただ重くなるアタリでまたも大型ヒット!「よし2本目」と思っていたら、水面でガバガバやっているときにラインブレイク。ラインをチェックしてみるとかなり弱っていました。今までPE0.4号ではこういう切れ方をしたことがなかったので油断していました。ショック。

弱っていた部分数mをカットしてリーダーを組み直し釣り再開。ところがもうアタリは出ません。「平日で空いているんだから他の場所も探ってみよう」と下流に移動します。広く探って大型の追加を狙います。

しばらくすると狙い通りに大型ヒット!しかしすぐにばれてしまいました。

次は第1プールの流れ出し。浅いところに岩が点在して根掛かりが多いポイントですが、大物の実績はピカ一です。根掛かりを避けるためにマイティーをサスペンドからフローティングにチェンジ。流れ出しをダウンクロスで狙っていきます。少しずつコースを変えながら狙っているとヒット!ずんぐりむっくりの47cmでした。

やがて風向きが変わります。今度はこちらの岸が逆風です。車は対岸にあるのでどうせ戻らなきゃいけないので、「このタイミングだな」と戻ります。

すると朝ライズしていた場所にまだ魚がいます。ダメ元で狙ってみるとちょっといいサイズがヒット!53cmでした。

夕マヅメは大型の追加を狙ってあちこち探っているとルアーを回収しようと早巻きを始めたところでガツンとヒット、と同時にラインブレイク。「なんで?」

慌ててリーダーを結び直してがんばりましたが、その後は何も起こらず終了。最終釣果は8匹。漁協の監視員さんは「ここ最近ルアーは厳しい」と言っていたので、そんな中ではよくがんばった方だと思います。

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