開進丸
2月27日ロックフィッシュ、頑張ってみた
北東の風を予測して、直ぐに避難できる場所に水島辺りを選ぶ。
天気が下り坂に向かっている状況の中、安全第一で船を進める。
朝間詰めは、潮色も青々として、期待が膨らむ。
ポイントに入る頃には、北東の風が強く吹いており、沖には白波も見え隠れしていた。
魚礁のあるポイントから入る。
潮の流れは、下り潮が0.6ノット前後で南に向かっている。
「風の影響も有るでしょうね」
船の流れが、やや速く感じるくらいだ。
かめや釣り具宮崎(神宮)店の岡本さん、真田さん、秋田さんが一斉に釣りをスタート。
ウネリの波長が短くて、船の揺れが気になる。
秋田さんにアタリが来た。
その日の最初のアタリは、ドキドキしてくる。
上がってきたのは、ホウボウ。
「美味しい高級魚ですね」と、次の期待が膨らむ。
生き餌釣りの岡本さんに、強いアタリが来た。
「ハタかな」と、期待するが…。
上がってきたのは、50センチを超すような大きなエソ。
「ガッカリだ…」と、岡本さん。
この後、少しずつ北東の風が強くなり始め、内場に入ることにした。
「内場の調子は、良くありません」と、説明する。
「ロックフィッシュやりましょう」と、皆さんの声。
北東の風を考えて、船が大島と平行に流れる事を想定して、ポイントを決める。
早速、岡本さんにアタリが来た。
良型のアカハタが、上がってきた。
良い出足に、期待が膨らむ。
岡本さんに、又してもアタリが来た。
「これは、良い引きしますよ」と、岡本さんが笑顔になる。
黒み掛かった、アカハタが上がってきた。
後で計量したら、1.7キロの大物アカハタだった。
今度は、真田さんにアタリが来た。
これも、良型のアカハタだ。
「ロックフィッシュは楽しいですね」と、真田さん。
ポイントの開拓の意味も含め、目星を付けているポイントを移動していく。
真田さんにアタリが来た。
秋田さんにも、アタリが来た。
アラカブが連続してヒットしてきた。
このポイントでは、アタリが出てくるのだが、針はずれが続く。
秋田さんの竿が、ググッと良い感じのアタリを捉える。
アワセを入れて、巻き上げに掛かる。
海底から引き離した、と思ったら針はずれが続いた。
アタリと同時に、瀬に入ったヤツも居た。
「口惜しいな…」
気分転換に、ポイントを移動する。
真田さんがアタリを捉える。
岡本さんが、小型の真ハタを釣り上げる。
この頃になって、風が少し弱くなってきた。
「どうするか」と考えて、ポイントを移動する。
移動したポイントは、ウネリが残っていた。
そんなウネリの中から、岡本さんにヒット。
1キロ超の良型アカハタだ。
ウネリが高い中、浅い水深のポイントを流すのは、難しい。
満潮を過ぎると、潮の色が緑色に変わってきた。
「水温が下がったかも…ですね」
水温が変化すると、アタリに影響してくる。
それまで、ポツポツとヒットしていたが、アタリが出なくなった。
「帰りましょうか」
表に出られなかった口惜しさを残して、帰港した。
港に帰って、真田さんのアカハタを計量する。
「1.3キロ有りますね」
良型に、笑顔が晴れ晴れとした。