開進丸
8月18日 楽しい仲間と初鯛ラバ
「全くの初心者です。初鯛ラバです」
「出発前に仕掛けを作っていきましょう。頑張りましょうね」
岡本さん、宮田さん、辻さんを乗せて、沖のポイントに走る。
釣りを始める前に、最近の状況を説明する。
「シーラが多いです。フグは以前ほどではないですね」
ポイントに入ると、直ぐにベイトをチェック。
「海底付近に、出ていますね」
岡本さん達に魚探に反応している、ベイトの状況を見てもらう。
不安と期待の入り交じる中、三人の釣りが始まった。
釣り始めは、なかなかアタリが出ない。
潮は、下りの払い出し。
岡本さんにアタリが来た。
アヤメカサゴが上がってきた。
船首で竿を出していた、宮田さんにもアタリが来た。
カイワリが上がってきた。
辻さんにも、アタリが来た。
ホウボウが上がってきた。
「ホウボウは、高級魚ですよね」と笑顔。
宮田さんには、真鯛かなと思われる大当たりもあったが、最初の強烈な引きで針がはずれてしまった。
「今のは、凄かった」と、残念そうな表情。
でも、三人にそれぞれアタリが来て、ホット一安心。
そんな時「あっ、シーラが跳ねた」
すると、辻さんにシーラがヒット。
上がってきたのは、50センチくらいのシーラ。
「引きが凄かったですね。シーラは走りますね」
初シーラに、気持ちがやや興奮気味だ。
その後は、何故かシーラのアタリが続かなかった。
干潮の潮止まりになり、何故か下潮の流れが速くなり、ポイントを移動。
「ベイトが海底から少し浮き上がっています」
移動して暫くすると、岡本さんに強いアタリが来た。
「おおっ、引きが強い」
竿が大きく曲がっている。
上がってきたのは、35センチクラスの良型のマアジ。
「いい鰺が来ましたね」
「刺身が美味しそうですね」と笑顔。
辻さんに、強烈な引きを見せるアタリが来た。
アタリと同時に、ラインが引き出される。
「巻けません」
相手が瀬に入った様で、なかなか出てこない。
暫く粘ったが、針がはずれてしまった。
「型の良い根魚だったかもしれませんね」と、口惜しそうだ。
岡本さんにまたしても、良型のマアジが来た。
宮田さんにも、小気味よい引きを見せるアタリが来た。
上がってきたのは、マアジ。
大物に逃げられた、辻さんにもアタリ。
長さを測ったら、38センチの良型のマアジ。
「強い引きでした」と、辻さんの笑顔が良い。
又しても、岡本さんにアタリが来た。
しかし、上がってきたのは大きなエソ。
「カマボコ、岡本やね」と、宮田さん、辻さんから、笑顔でからかわれる。
「その呼び名は良いね」と、笑顔で返す。
楽しい仲間の会話は、聞いていても楽しい。
40センチ近い良型のマアジが、連発してくる。
宮田さんにアタリが来た。
これも、40センチ近い良型のマアジだ。
しかし、昨日もそうだったが、11時過ぎる位から風が南西に変わった。
ポイントを移動する。
少し流れが速くなってきた。
そんな中、岡本さんにヒット。
「重いですね。余り引きは強くないです」
上がってきたのは、58センチのマゴチ。
「やった!」
大物の釣果に、岡本さんも笑顔。
宮田さんにもアタリが来た。
上がってきたのは、カイワリ。
「この魚も美味しいよ」と、笑顔。
南西の風が段々強くなり、波も出始めた。
再度、ポイントを移動。
「もしかしたら、ここで最後の流しですね」
岡本さんに、アタリが来た。
上がってきたのは、良型のチダイ。
「最後に、鯛が来ました」と、笑顔が良い。
このチダイを最後に、帰港した。