5月9日 何か違う、なんやろう…
一言で言えば「潮が悪い」又は「潮が動いてない」と表現する。

しかし、何が可笑しいのだろうか。

遡ると、2月3月で青物が殆どヒットしてこなかった。

3月、4月で真鯛のヒット率が可成り悪かった。

4月は浅場に、もの凄いカタクチイワシの群れが、寄っていた。

漁船が、そのカタクチイワシの大群の中を、マギリしてサワラ等を釣っていた。

その中で、鯛ラバやジギングを引いても、思う様な釣果にはならなかった。

「何でだろう?」

常にそう思って、ポイント選定をしていた。

仲間達も「思う様に当たらない」と、相当苦戦を強いられている。

去年のデータと、今年のデータで違いがあるのだろうか。

有るとすれば、何なのだろうか。

まずは、風。

去年も「強風により出船中止」と、書いてある日が多い。

風の向きは、と見ると去年は「北東の風」が多かったが、今年は、以外と「北西」と「北」が増えている。

北が入ると、波が風を巻き込んで、水温に変化が出る事が多い。

次に思うのが、イルカが例年より多い気がする。

一番多くイルカを目撃したときは、油津港の赤灯台付近まで群れが入っていた事がある。

ポイントを移動中に、イルカが先導してくれた事もある。

沖が時化て内場に入ったとき、内場の至る所に群れがいたことも有る。

「今年は、ベイトが多いから離れない」

と、仲間が言っていた事がある。

その通りかも知れない。

次に思うのが、潮の流れる方向。

今年は以外と、沖へと払い出す潮が多い気がする。

その逆で、潟に向けて突っ込む潮が少ない気がする。

これまでの実績として、沖に向かう潮よりも、潟に向かう潮に分があるポイントがある。

ウド沖、油津沖、大島沖、水島沖、都井岬方面と、何カ所かのポイントを調べてきている。

勿論、沖への払い出しでも、ヒットは出ている。

しかし、ポイントの駆け上がり、駆け下がり、窪み等々の変化が連続する方向が長い程、ヒットする率が高くなると思っている。

潮の動きは、どんなに足掻いても、どうにも出来ない。

船の入り方を、何とか工夫することしかできない。

他にも、色々と気になっているのだが、海の動きは「神のみぞ知る」ところ。

書き始めたら、幾らでも書きたいのだけど…。

一度、海底から海面まで、捲り返す様な時化が有っても、良いかな…。

時化ても、事故があっては絶対にいけない事が、絶対の条件。

最近、時折こんな事を思うことがある。

船が出せない時の、私の愚痴でした。