開進丸 様 投稿記事

5月7日 我が子と遊ぶ
私の親戚の細田信司(信司)さんと息子の理仁君、同乗の吉田さんを乗せ、連休最後の海に出る。

昨日までは、時化た状態が続いていた。

「波がないと良いね」

「理仁は船酔いしないから、助かる」

「信司、どっちに行きたい。理仁君が釣りが出来るところが良いよね」

「水島方面に、出来れば行きたいですね」

「了解」

船首を南に向けて、沖に出る。

心配した様な波は無く、潮もゆっくりとした上り潮が流れている。

「これなら、理仁君も釣りが楽に出来るよ」

直ぐに、吉田さんにアタリが来た。

良型の真鰺だった。

「エソかと思ったので、何も言いませんでした」と笑顔。

良い出足に、期待が膨らむ。

理仁君にもアタリが来た。

横で信司がお手伝い。

流石お父さん、我が息子の手助け最優先。

良型のウッカリカサゴが上がってきた。

「お母さんが喜ぶね」と、親子で笑顔。

又しても、吉田さんにアタリが来た。

「鰺だと思います」

上がってきたのは、35センチ超の良型鰺。

「活き餌にするには、勿体ないですね」と、笑顔。

「私には、まだアタリがない」

信司が、少々焦り気味。

しかし、その信司に強いアタリが来た。

竿先が、ゆっくりと舞い込んでいく。

「乗れ!乗れ!来たー!」

小気味よい引き味が、こちらにも伝わってくる。

上がってきたのは、キロ超の白甘鯛。

「良い型だね。親子で釣果有りだね」

「美味しい魚で、妻も喜びます」と、妻思いの優しい笑顔。

同じポイントを3流ししたところで「ポイントを変えようか」と、南に走る。

「凄いベイトが出ているよ」

「少し深いけど、潮が緩いから底は取れると思うよ」

理仁君に直ぐにアタリが来た。

一生懸命にリールを巻く。

その姿は、正に釣り師の姿だ。

しかし、上がってきたのは丸々と太ったエソ。

ちょっぴり残念。

信司に鯖子が来た。

その鯖子を餌に、吉田さんと二人落とし込み釣りを試してみた。

「何か来た」

信司が直ぐに合わせたが、鯖子が何かに噛まれて上がって来た。

「合わせが早かった。残念」

すると吉田さんに強烈なアタリが来た。

「おおっ、止まらない。止まらない」

船首に立って、走る獲物を追いかける。

「ラインが無くなる」

獲物の走りが早くて、300メートルのラインが、もうすぐ無くなるところまで来ている。

船で追いかけて、ラインを回収する。

「あと、50メートル」

「あと、10メートル」

「見えた…なんだこれ?」

上がってきたのは、目算で20キロ近く有りそうな尾長鮫。

「はー、青物と思ってたのに…」

口惜しい気持ちで前進の力が抜ける。

針のチモトを切って、そのまま海に帰す。

気持ちを切り替える為、ポイントを変える。

信司にイトヨリ鯛、吉田さんに真鰺が来たが、チョット元気が出ない。

「さっきの鮫が堪えましたね…」

「今日は帰りますか。又、次に頑張りましょう」

午前中の親子釣りは、笑顔とハプニングの楽しさと、口惜しさの時間だった。

「しゃー無い。次、次頑張ります」

と、吉田さんも信司親子も笑顔で帰港した。

親子での釣り、夕間詰め。

港に帰ってくると、牛衛さん親子が待っていた。

牛衛さん、慎之介くん、こまちちゃんを乗せて、クルージング兼釣りに出発。

大島の内場を回って、水島に向かう。

途中、牛衛さんがお二人の子供さん達に色々とガイドをされている。

「油津のこの岸壁で釣りしたね」

「大島だよ。あっちが大堂津の海水浴場だよ」

慎之介君もこまちちゃんも、お父さんのガイドが楽しそうだ。

水島を回って、最初の釣り場に入る。

慎之介君も、こまちちゃんも、初の船釣り。

「竿が重いよ」

こまちちゃんの竿に何かがヒットした様だ。

上がってきたのは、ウッカリカサゴ。

「良型のカサゴだね。今夜、お父さんが料理してあげるね」

牛衛さんも、愛娘こまちちゃんの釣果に嬉しそうだ。

慎之介君も頑張っているが、なかなかアタリが来ない。

「後、5分で帰ろうか」

牛衛さんの言葉が伝わったのか、こまちちゃんにアタリが来た。

「ちーちゃん、頑張れ。凄いね」

牛衛さんも自分の釣りは、そっちのけで嬉しそうな笑顔だ。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

「よく頑張ったね」

お父さんに誉めて貰って、こまちちゃんも嬉しそう。

この釣果を最後に、港に帰ってきた。

「又行こうか」と、牛衛さん。

ニコッと、笑顔の慎之介君と、こまちちゃん。

「親子での釣りは楽しくて良いですね」

と、私もちょっぴり羨ましい。

午前と午後、二組の親子の釣りとミニクルージングの楽しい釣り日和だった。