12月18日 お手上げ
今朝は、船着き場で知り合いの船がエンジントラブルを起こし、動けなくなる事態が起こった。

なんかお手伝いをと思って見守っていたら、風の力などでどうにか自分の係留ロープを確保できた。

そんな事態で、出船したのは7時30分頃。

港を出ると、其処には幻想的な風景が広がっていた。

水温と気温の差があるときに起こる、海霧が島を覆って流れていた。

夫婦浦前の前島は、海霧にすっぽりと覆われていた。

久し振りに見る光景だった。

今日は、予約も入っていなかったので、久し振りに一人で釣行。

狙いは、鰺と鯖、味醂干しを作りたいから。

正確に言えば、私の妻に味醂干しを作ってもらいたいから、鯖と鰺を釣りたい。

妻の作る味醂干しは、美味しい。

食がいくらでも進む。

大島の東沖に船を進め、ベイトを探す。

ベイトは直ぐに見つける事が出来た。

直ぐに竿を出す。

ホール中に、ラインの動きが止まった。

「んっ…、なんかヒットした」

小気味よい引きを楽しんで、上がってきたのは35センチくらいの鰺。

「よし、出足良いぞ」

直ぐに、丸々とした鯖も来た。

魚探を見ながら、鰺鯖の影が映し出されたら、仕掛けを入れる。

直ぐに、鰺や鯖がヒットする。

鰺も鯖も丸々としている。

特に鯖は、「カツオか…」と、思うくらいの力強い引きを楽しませてくれる。

そんな中に、時折、ガツンと強烈なアタリが来る。

合計で3度、7号のハリスで作っていた枝針を、意図も簡単に切っていった。

鰺や鯖を目的にしていたので、枝針のハリス7号にしていたが、細すぎたのかもしれない。

最初は「サゴシかな」とも思ったが、サゴシのアタリと引きでは無いように思う。

次にチャンスが来たら、取りたい…と、思っているが7号では…無理かな。

途中での針はずれや、振り上げる時の外れがなければ、もう少し釣果アップになっていたのだけれど…残念。

もっと残念なのが、昼前になって急に潮が動かなくなった。

「船が其処から全然動いちょらんね」

近くにいる船仲間から、電話が来た。

「そうなのよ、ふねがピタッと止まって動かんとよね」

「まるでアンカーを入れちょる様に見えるが」

「どうしたもんじゃろ…困った。お手上げやど」

他の仲間も近くまで来て「潮が悪いですね」と渋い表情している。

「帰るわ。お手上げや」

仲間に連絡して、昼過ぎ帰港した。

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