8月2日粘りに粘って
釣りに、好不調は付き物だ。

今日の朝間詰めからの釣りは、厳しい釣りになった。

良い感じのベイト反応が出ていても、アタリが出てこない。

連日のように活発だった、鯖のアタリが出てこない。

仲間からも「潮が、変ですよね」と、連絡が来る。

潮は、北東に流れる、上り潮だと思うのだが…。

木下さんにアタリが来た。

オジサンが、上がってきた。

丸山さんにも、アタリが来た。

ウッカリカサゴが、上がってきた。

予想していた、本来のアタリが出てこない。

良型のイサキ、真鯵がヒットしてこない。

「こんなに潮切れの悪いのは、最近では初めてかな…」

何処をどう攻めるべきか、周囲にいる仲間達も、あちらこちらと移動を繰り返している。

「思い出したように、鯖が当たってきますね」

思うようなアタリが出ない時、焦っても性がないと思いながら、次のポイントを考える。

「こうなったら、粘り続けるしかない」

その後も、アタリとアタリの間隔が長い状況が続く。

木下さんが、鯖やアヤメカサゴを、ポツポツと釣り上げる。

丸山さんも、アヤメカサゴやエソを釣り上げる。

「このエソは、持ち帰って、天ぷらにする」と、潮の不調を吹き飛ばすように笑いが起きる。

「何処を、どう攻めたら良いだろう」

魚探を見ながら、考える。

「海底の、谷間になっている斜面を、攻めてみましょう」

お二人に説明して、ポイントを移動する。

此処に、大物が潜んでいた。

ポイントに入り、ベイトを確認する。

「少しだけど、ベイト柱があります」

木下さん、丸山さんが竿を出していく。

その一投目に、直ぐにアタリが来た。

丸山さんの竿が、大きく曲がる。

「鯖かな」

やがて獲物が、姿を見せた。

「ハガツオだ」

大きな鯖と、ハガツオとダブルヒットしてきた。

「やった。ハガツオは嬉しい」

木下さんの笑顔が輝く。

丸山さんにも、強いアタリが来た。

ドラグ音が鳴り、ラインが引き出される。

「ゆっくり行きますよ」

丸山さんのペースで、少しずつ巻き上げていく。

「見えた、カンパチです」

61センチ、2.4キロの良型のカンパチ。

前半の苦戦があるだけに、カンパチが輝いて見える。

無事にタモに収まったカンパチを見て、「やったー!」と、思わず大きな声が出た。

周りの船にも、聞こえたかも…。

丸山さんと、ガッチリと祝福の握手を交わす。

後半になって、前半の不調を一気に盛り返してきた。

船を戻して、攻めていく。

木下さんに、強いアタリが来た。

時折、ラインが出ていく。

「ゆっくり、上げていきますよ」

姿を見せたのは、良型のニベ。

「唐揚げが、美味しいよ」

木下さんの、笑顔が良い。

木下さん、丸山さんの粘りが、好釣果に繋がった。

納竿前に、チョットだけアカハタにトライ。

丸山さんにアカハタが、木下さんにアラカブがヒット。

これを締めとして、楽しい気持ちで帰港した。

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