4月16日朝から、北東の風
海上で、風の止み間が出来た時、風が変わることを予感させる。

今日も、朝間詰めが過ぎた頃に、一旦、北西の風が止んだ。

「風が変わるかな…」

危惧したとおり、北東の風が吹き始めた。

段々と、風の勢いが増してくる。

北東からのウネリが、白波を立て始めた。

行きたいポイントは、諦めた。

比較的、浅場のベイト溜まりを攻めていく。

魚探に、ベイトの固まりが出ている。

北東の風が吹いて、潮行きは、緩い下り潮。

肥田木さんが、アタリを捕らえた。

ラインが、まっすぐ真下に突っ込んでいる。

「鰤かもしれませんね」

「後、少しで浮き上がります」

タモの準備をして、待ちかまえるが…。

「あっ…」

もう少しの処で、針が外れた。

赤木さんが、アタリを捕らえた。

「小さいかな」

海面近くに来て、鋭く走り回る。

「ハガツオです」

直ぐにタモを準備したが…。

海面近くで、リーダーが切れた。

ハガツオの歯にリーダーが触れたようだ。

2連続で、残念なスタートになった。

しかし、挽回のチャンスは、頑張っていればやってくる。

赤木さんが、アタリを捕らえた。

「今度は逃がさない」

ゆっくりと、ラインを巻き上げる。

「真鯵です」

良型の真鯵が、上がってきた。

その直後、肥田木さんに強いアタリが来た。

竿先を叩くアタリ。

時折、ドラッグ音が鳴る。

「真鯛ですね。外れるなよ」

肥田木さんも、やり取りが慎重になる。

「見えました」

71センチ、3.3キロの真鯛が上がってきた。

スタートは、悔しい思いをしたが、見事に挽回できた。

北東の風は、強く吹いてはいるが、大時化にはならない。

ベイトを探して、ポイントを移動する。

時折、フグが仕掛けを追い掛けてくる。

「フグの季節になったかな」

肥田木さんも、フグに仕掛けを噛み切られ、赤木さんもリーダーを切られた。

東原さんに、アタリが来た。

やり取りが、慎重になっている。

「チダイですね」

綺麗なチダイが、上がってきた。

しかし、この後、緩く動いていた下り潮が、動きが悪くなってきた。

北東の風が吹いていなければ、船は流れていないかも…。

昼が過ぎても、潮の動きが悪い状況は、変わらない。

何処を攻めても、アタリが出なくなった。

「引き上げますか」

チョット悔しい思いが残ったが、納竿とした。

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