2月1日釣果を求めて
朝の出発前、いつも何処に行くか迷ってしまう。

「潮を見て決める」「昨日の釣果で決める」等々、判断材料は色々とある。

色々とある中、最終的にはお客様と話をして、自分の勘を信じて船を出す。

今日も「あのポイントなら、釣果が上がるかも」と、信じて船を走らせた。

沖に出ると、北東からのウネリが、短い波長で寄せてくる。

風は、弱い北西の風が吹いている。

ポイントに入り、何時も通りにベイトの確認。

「ベイト反応は有ります。海底から少し浮いています」

塩田さん、蔵屋さんが直ぐに釣り開始。

塩田さんにアタリが来た。

良型の真鰺がヒットしてきた。

良型の真鰺に、気持ちがホッとする。

2匹目も直ぐに来た。

バイトがあって、針掛かりしない物もある。

ジギングに変えると、強いアタリが来た。

小型だが、ニベがヒットしてきた。

ジギングの針が、尾鰭近くに掛かっていた分、思わぬ引きの強さを感じた。

ベイト反応が出てくるのだが、アタリが止まる時間帯もあった。

下り潮が流れているのだが、下潮が殆ど動かない。

動きがイマイチの、凪の海にはカモメが浮いている。

仕掛けを投入すると、真下に落ちていく。

ベイト反応の中に仕掛けが入っていると感じても、アタリが出ない。

そんな時間が経過する中、潮に少しずつ変化が出始めた。

沖から、上り潮が入り始めた。

下り潮と、上り潮の境目には、無数のゴミが浮いている。

潮目の中にゴミが漂っている。

上り潮が入る前には、ホウボウがヒットしていた。

「潮の動きが良くない時に、良く掛かってきますね」

ちょっと、悩ましい時間の後に、潮の変化。

塩田さんに、強いアタリが来た。

最初のアタリは「青物かも」と、力強い走りを見せた。

ゆっくりと巻き上げる。

やがて姿を見せたのは、5キロ近いニベだった。

このアタリから、バイトしてくる魚が変わってきた。

「切られた」

リーダーが、スパッと斜めに切られている。

「鋭い歯を持った魚ですね」

リーダーが切られる前に、良型のタチウオが上がっていた。

指4本クラスのタチウオだ。

リーダーを切っていく魚がいる中、蔵屋さんにアタリが来た。

「良い感じですね」

「重く感じます」

青ハタが上がってきた。

前半は、「何かが触ってくる」と、苦戦していた蔵屋さんの釣果にホッとした気持ちになる。

納竿前には、塩田さんにチダイが来た。

全体的に、下り潮が動きが悪く、アタリが出にくい状況になっている。

下潮の動きが悪いことも、原因の一つのようだ。

ジグや鯛ラバが、冷たく感じる。

ただ、押しが弱い感じはするが、上り潮が後半は入ってきた。

この上り潮が入ると、下潮に動きが出て、仕掛けに潮が絡んでくる。

この潮の変化に、明日も期待したい。

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