11月12日凪になった
昨日の強烈な西風が、だいぶ治まっていた。

夜明け前の船着き場では、風が少し残っている印象だった。

船を走らせるのに、気持ちよくスピードを上げられる。

後は、良い感じの釣果が有れば嬉しい。

ポイントに入り、東原さん、赤木さんに竿出しを勧める。

下り潮が、0.8ノット前後で南東に流れている。

速くもなく、遅くもなく、丁度良い感じだ。

海水に手を付けると、相変わらず、温い感覚はある。

東原さんに、アタリが来た。

赤木さんにも、アタリが来ている。

ダブルヒットだ。

ベイト反応は、それほどでも無かったが、良い出足になった。

しかし、その後が続かない。

流すコースを変えるだけでは、アタリに繋がらない。

ポイントを、変えてみた。

東原さんに、アタリが来た。

竿が綺麗な曲がりを、見せている。

良型のニベが、上がってきた。

「家庭で捌くには、丁度良い大きさだね」と、笑顔になる。

赤木さんにも、バイトが来ていたのだが、針掛かりまで行かなかった。

東原さんに、大アタリが来た。

時間を掛けて、ゆっくりと上がってきたのは、なんと鮫だった。

「あー…、がっかり…」

楽しみが大きかっただけに、落胆も大きい。

赤木さんに、アタリが来た。

「海底付近でした」

ゆっくりと、巻き上げる。

「青ハタですね」

海面に姿を見せたのは、大きなハタだった。

計量すると「2キロ越していますよ」その大きさに笑顔になる。

移動したポイントで、アタリが続いた。

赤木さんが、カンパチ(ネリゴ)を釣り上げる。

負けじと、東原さんもアタリをとらえる。

釣果が繋がると、笑顔も輝いてくる。

「来ました」

「私にも、来ました」

又しても、ダブルヒットになった。

今度は、青ハタのダブルヒットだ。

「さっきの2キロ超には、叶わないね」

船中に笑い声が広がる。

「また、来ました」

東原さんが、ハタとは違うアタリを捉えた。

時折、真下に突っ込む。

「カンパチですね」

上がってきたのは、良型のカンパチ(ネリゴ)だった。

東原さん、赤木さんの頑張りで、良い釣果になった。

午後便と交代のため、一旦、船着き場に帰る。

船着き場では、三木さんが待っていた。

東原さん、赤木さんと交代して、夕間詰めを狙ってポイントへ急ぐ。

海上は風もなく、ベタ凪の状態。

「久し振りの凪ですね」

滑るように船が走るとは、この状態のことかなと感じる。

ポイントに入ると、海底から浮き上がったベイト反応が出てきた。

直ぐに、仕掛けを落としていく。

アタリも、直ぐに来た。

35センチ近い、真鰺がヒットしてきた。

ベイト反応の中に仕掛けが入れば、アタリが来る。

良型の真鰺が、連発してくる。

この大きさの真鰺がベイトなら、付いている青物も大きいだろうと想像する。

仕掛けを入れると、想像した様な強烈なアタリが来た。

竿先が、海面に突き刺さらんばかりの、強烈な引きだ。

リールが巻けないので、じっと我慢する。

すると、次の走りでリーダーが飛んだ。

「リーダーが小さかったかな…」

その後も、針が切られたり、ラインが切られたりと、苦戦が続いた。

仕掛けを新しくして、ジグを投入する。

海底付近を探っていると、強いアタリが来た。

80センチ超のサワラが、上がってきた。

夕間詰めになって、サワラのアタリが連発し始めた。

サワラの歯が鋭い分、リーダーが切られることもある。

ヒットしたら、焦らずに素早く巻き上げたい。

「来ました。たぶんサワラです」

上がってくるサワラは、90センチ近いものも居た。

「夕間詰めも、楽しいですね」

サワラが来ると、突然、リーダーが着られることも多い。

しかし、秋のサワラは、脂がのって美味しい。

昨日の釣果。

釣船仲間の、海響丸の森船長から「写真を撮ってください」と、連絡が来た。

「どうしたの」と聞くと。

「大きなハタが来ました」と、返事が返ってきた。

直ぐに現場に向かう。

海響丸に横付けして、カメラを持って飛び乗る。

船上で計量したときは、110センチ、22キロだった。

後で、正式に計量したら「24キロでした」と、報告が来た。

さすがの腕前、確かに釣技だ。

おめでとう御座います。

#九州 #宮崎 #サワラ #シーバス #ジギング #ハタ