開進丸
6月18日渋い中の104センチ
期待に反して、アタリの少ない、渋い一日となった。
朝間詰めの、ベイト反応が少ない。
アタリが来ても、針外れ…。
いつもとは、違うところにベイトが集まっていた。
黒原さんにアタリが来た。
「鰺だと思います」
真鰺に、イサキが続けて当たってきた。
東原さんに、アタリが来た。
「今度は、外れるなよ」
ラインを巻き上げながら、ヒットした獲物に向かって声掛けする。
良型の真鰺だ。
持冨さんにも、アタリが来た。
慌てずに、ゆっくりとラインを巻き上げていく。
口の弱い真鰺の、口切れを防ぐ。
良型の真鰺が来た。
朝間詰めに、パタパタとヒットした後が続かない。
ポイントを変えてみた。
大きなベイト反応が出てくる。
ベイトの正体は、イワシに小アジ、鯖子だった。
針掛かりした、ベイトをそのまま落とし込んでいく。
「落とし込み、やってみます」
黒原さんが、仕掛けを落としていく。
暫くして、いきなり竿先が突っ込んだ。
強烈な引きにドラッグ調整して、対応している。
何度も、突っ込んでいる。
「ゆっくり行きますよ。黒原さん、頑張って」
端で応援する。
ブリの姿が見えてきた。
104センチ、9.4キロの、見事なブリが上がってきた。
「やりましたね。おめでとうございます」
「初めて、ブリを釣りました」
大喜びの黒原さんと、ガッチリと祝福の握手。
血抜きをして、内臓を出して後処理をする。
この後、ポイントを移動する。
東原さんに、アタリが来た。
アカハタが、ヒットしてきた。
持冨さんにも、アタリが来た。
良型の、イトヨリダイがヒットしてきた。
今日の海は、風も弱くべた凪ぎ。
昼過ぎになって、色々なアタリがポツポツと出始めた。
その中でも「今日は、カサゴ祭りみたい」と、思うほどアヤメカサゴにウッカリカサゴがヒットしてくる。
黒原さんに、強いアタリが来た。
「真鯛だと思います」
このアタリの前に、走りが止まらない大物にやられているだけに、巻き上げは慎重になる。
やがて、真鯛の姿が見えてきた。
56センチ、2.3キロの真鯛。
「来ましたね。粘り勝ちですね」
「息子に真鯛を釣ってきてと言われていました。約束が守れました」
息子さんを思う笑顔が、輝いている。
持冨さんに、アタリが連発。
38センチの、良型真鰺が来た。
良型のカサゴも来た。
納竿間際になって、漸くアタリが連続し始めた。
東原さんが良型真鰺を掛ければ、黒原さんにもヒットしてくる。
持冨さんにも、真鰺がヒットしてくる。
納竿間際の連発を終えて、帰港した。