1月19日 ポイント視察

気になっているポイントを、見て回る。

午後からは用事が入ったこともあり、午前中のみの出船。

ドンヨリとした雲が広がって、北東の風がやや強く吹いている。

風の向きは、北西になったり、真西になったりと一定していない。

そのせいか、ウネリはあるが白波が立つような天気ではない。

最初に入ったポイントは、潮が動いていない。

最近は、動かない潮ばかりなので、随分と慣れっこになってきた。

だったら、動いていそうな所を探そう。

少しずつ、色々なポイントを見ながら移動していく。

瀬周りには、ベイトの反応は余り出ていないが、少し離れた何の変化もないところにベイト反応が出る。

潮事態は、ゆっくりとした上り潮が流れている。

その潮に任せて船を流していると、突然凄いベイト反応が出た。

ベイト柱が何本も連なっている。

直ぐにジグを落として、ゆっくりとシャクってみた。

着底から、3回ほどシャクリ上げたところでアタリが来た。

一気に数十メートル走られる。

巻いては走られ、又巻いては走られる。

これを繰り返していると、銀白色の魚体が見えてきた。

112センチ、13.8キロのニベ。

いよいよ、ニベのシーズンになってきた。

次のポイントに移動する。

午前中の残り時間も、後2時間ほどだ。

魚探を見ながら船を進める。

「この辺りに、瀬があるはず」

マーキングしていなかったが、気になっていたポイント。

海底から浮き上がった、ベイト反応が出た。

直ぐにジグを落とす。

ゆっくりとシャクリ上げていると、リールを巻く手が止まった。

そして、いきなり走られる。

「多分、青物」と、直感する。

81センチ、5.6キロのハマチ。

良い感じになってきた。

魚探には、まだベイト反応は出ている。

ジグにアタリがくるのだが、針に乗らない。

2度ほどアタリが来たが、針掛かりしないのでこのポイントを移動する。

次のポイントが最後と思って移動したら、漁船がいた。

「諦めよう」

ニベとハマチを手に帰港した。