2022/12/17 UP
インプレ

【バス釣り】北大祐が考えるスピナーベイトで「釣れる人」と「釣れない人」の差とは?

皆さんこんにちは!

サンラインバステスターの北大祐です。

 

今回は私が考えるスピナーベイトで「釣れる人」と「釣れない人」の差とは?について解説させて頂きたいと思います。

 

【スピナーベイトのポテンシャル】

これから本格的な低水温期を迎えるにあたり私の中で最も中心的なルアーとなるのが『スピナーベイト』になります。

その理由はズバリ!守備範囲の広さにあります。多くのプロが知らないフィールドに一つだけ持っていくルアーを選ぶとしたら?のアンサーに『スピナーベイト』がある様にスピナーベイトはどんな季節、状況においてもバスに近づく事が出来る優秀なルアーです。

 

スピナーベイトというルアーは水面(バジングやバーニング)でも釣れるし、ボトムに擦りつけるスローロールでも釣れる、もちろん何もない中層を巻いても釣れる。カーブフォールといった落とし込みでも釣れる。フィーディングはもちろん釣れるし、活性の下がったルアーを追わない様な状況でもスピナーベイトなら振り向かせる事も出来ます。

要はサカナの状況はどうあったとしてもスピナーベイトを上手く使いこなせる技術があれば、確立的にバスを手にする距離は縮むということです。これはスピナーベイト以外のルアーには到底真似の出来ない事であったりします。

 

【低水温期時の考え方】

これからの低水温期を迎える日本列島。日本は日本海と太平洋に挟まれた島国ですので冷たい北西風と温かい南風のサンドイッチ状態に晒されます。さらにウィンターシーズンともなれば三寒四温という言葉があるように落ち着きのない状況が多くなる季節でもあります。

そうなると水の中にいる魚たちにとっては慌ただしい日々になってきます。僕ら人間の様に屋根の下で服を着て、という生活をしていない魚たちにとっては毎日が生きるか?死ぬか?という生活をおくることになります。

 

状況変化が慌ただしい中で如何にバスを釣るか?を考えた時、数投や短時間で仕留めようとするのは難しいでしょう。大事なのは「アプローチのリズムを整え、キャストを続けながらバスの活性が上がるタイミングを待つ」ということです。低水温期で数少ないバイトチャンスをモノにするためにはそのような考え方が大切になってきます。

個人的には『スピナーベイトで釣れる人、釣れない人の差』はここにあるのではないかと思うことが多いです。

 

【スピナーベイトを選ぶ基準】

スピナーベイトと一言で言ってもサイズやウェイト、ブレードコンビネーション、そしてカラーと様々なタイプがあり、スピナーベイトで釣った経験が少ない人、苦手意識がある人にとってはどれを選べば良いのか?と最初の一歩に苦戦してしまう人も少なくないのではないでしょうか?

 

スピナーベイトは基本、巻き続けて使うルアーですから、重いタイプを選べば浅いところを引くには難しくなり、軽いタイプを選べば深場を探るのは難しくなります。これを読んでいる読者さんが普段行っているフィールドはどんな場所なのか?オカッパリなのか?ボートなのか?それによって選ぶものが当然変わってきます。

 

オカッパリで野池(平地部)や比較的浅めの川等に通っている人であれば1/4oz〜3/8oz。重たくても1/2ozが上限でいいと思います。逆に野池でも山間部やリザーバーなどの比較的水深のあるフィールドやボートで使用を考えるとスピナーベイトで使い易いウェイトは1/2ozを基準と捉えて良いと思います。

 

そしてブレードコンビネーションについてはまずはタンデムウィローを僕はオススメします。理由は様々なブレードコンビネーションの中でも最も中心的な存在で使い勝手や釣果といった面でもど真ん中に位置するタイプだからです。強くも弱くもなく、それでいて状況もあまり選ばないのがタンデムウィロー。迷うのであればタンデムウィローをチョイスしておけば、様々な場面で対応できるので大丈夫です!

 

【『分かりやすいは玄人向け。分かりにくいは数釣り』というジレンマ】

スピナーベイトのブレードコンビネーション別でその性格を説明しようとした時、スピナーベイトの引き感、巻き感が重くて強い、即ちバイブレーションが激しいタイプにコロラドブレードの存在があります。

ブレード1枚のシングルコロラドや2枚のダブルコロラドなどはどんなタックルを使っても多くの人がブレードが回っていることが伝わりバイブレーションを感じ取る事が出来ると思います。

 

それは明確に伝えてくれるコロラドブレードの特徴でもあるのですが、実のところこれはバスに好まれない事も多くあります。雨の後や台風後、嵐の後などイレギュラーな変化後に最も活躍をするこのコロラドブレード。バイブレーションが明確な故に数釣りには向かない傾向にあるので、スピナーベイトをこれからマスターしていきたいという方へはあまりオススメ出来ません。

 

そしてコロラドブレードとは真逆に位置するウィローリーフブレードは引き感、巻き感はかなりおとなしめで弱々しい振動を生むこのブレードのコンビネーションは最も日本で使われ、釣られているブレードではないでしょうか?しかし、バイブレーションが弱いが故に「何をやっているのか?」と理解度が上がりにくいというデメリットもあります。

 

私がスピナーベイトを始めるにあたってオススメする順番としては『タンデムウィロー→ダブルコロラド&ダブルウィロー』の順です。前述したタンデムウィローでスピナーベイトの使用感を掴みつつ、慣れてきたらシチュエーションに応じてダブルコロラドとダブルウィローを織り交ぜていくというのが最も理想的なスピナーベイトストーリーかと思います!

 

【水深に応じたウェイト選び】

そして私のスピナーベイトを選ぶ際のウェイト基準は探る水深に応じてスピナーベイトのウェイトを使い分ける様にしています。

「1m→1/4oz」「1.5m→3/8oz」「2m→1/2oz」「2.5〜3m→5/8oz」「3.5〜4m→3/4oz」といった具合に探る水深に応じてスピナーベイトのウェイトを使い分けています。ただし、これはあくまでも私の基準ですので、これさえ有れば他は要らない!なんて事はありませんので注意して下さい!

 

しかし、スピナーベイトはどこに持って行っても使える!といったフレーズが一人歩きしている感もありますが、こういった水深別に使いやすいシステムを訴えかけている情報はあまり見かけないのも残念なところでありますので参考にして頂けたらと思います。

 

【スピナーベイトに合ったタックルセッティング】

続いてはスピナーベイトを扱うタックルセッティングについて説明していきます。

スピナーベイトはどこでもトレース出来るルアーである為、どこをトレースしているのか?を感じ取る必要もあります。そのため、グラスロッドやソリッドティップといったロッドではなく、ある程度は感度に優れるカーボンチューブラーのロッドを使うことが大事だと私は感じています。

 

そうすることでスピナーベイトのブレードが回る振動を感じ取れる様になり、トレース時の違和感(ストラクチャーやカバーへのコンタクト、バスのバイト)についてもいち早く察知することができます。

3/8oz~1/2oz程度のスピナーベイトを使うのであれば6.6~7ftでMHクラスというのが一つの目安になるでしょう。それ以上の重さがメインになるのであれば7.2ft前後のHクラスロッドを私は使用しています。

 

リール選びで気になるのがギア比ですが「丁寧に探っていきたい」という方は6.3のギア比で、「テンポよく探りたい」といった方には7.1のギア比がオススメです。私自身、昔から6.3のギア比を多用しており巻くリズムなどが体に馴染んでいます。

 

しかし、アメリカに行くようになってからは「テンポよく探りたい」(丁寧に探るのを犠牲にしてでも)という意味合いが強まり、7.1のギア比を使うようになりました。

ここで注意なのですが、巻きの釣りはリズムがとても大切になってきますので皆さんに合ったギア比のリールを選ぶことが最優先になってきます。今説明した内容はこれが絶対というわけではなく1つの基準として参考にして頂けると幸いです。

 

スピナーベイトを使う時のラインですがナイロンラインより伸びの少ないフロロカーボンラインがオススメです。ロッド選びの時にも話しましたがより感度に優れた糸を選ぶことで自分のスピナーベイトが動いているのか、いないのか?モノに当たったのか、当っていないのか?などの感覚も掴みやすくなるかと思います。水深やストラクチャー、魚のバイト等、水中を通して伝わる情報が得られやすくなることで必然的に釣果にも結び付きやすくなるでしょう。

 

サンラインからは数種類のフロロカーボンラインがリリースされています。大きく分けると2種類あり、【FCスナイパー】はしなやかなフロロカーボンライン。そしてFCスナイパーとは真逆と言っても良いのが【シューター】、FCスナイパーに比べ伸びが少なく、より感度に優れたフロロカーボンラインです。

https://fishing.sunline.co.jp/line/315/

 

https://fishing.sunline.co.jp/line/313/

 

スピナーベイトの釣りをマスターしたいと思っている方はまずは伸びの少ない【シューター】を使用する事をオススメします!理由はスピナーベイトが発する情報量をより多く感じ取る為で、今自分のスピナーベイトがどうなっているのか?を把握するのに一役かってくれるからです。

 

【ラインの太さとスピナーベイトの重さのバランス】

またラインの太さ(lb)選択にも注意が必要で細くすればするほど、ラインの伸びやしなやかさが出てしまうが故に感度の低下を招いてしまう事もあります。

特に近年のハイプレッシャー化したフィールドに通っている様なアングラーさんを見ているとラインは細い方が魚にプレッシャーを与えないので良い!といった考え方や思いを持った人が多く見受けられますが、スピナーベイトの釣りにおいては魚にプレッシャーを与えるという考えよりも『自分のスピナーベイトが今、どこをトレースしているのか?』を感じ取る方がよっぽど優先順位が高くなりますので、ラインを細くし過ぎると却ってデメリットとなりますので注意して下さい。

 

僕のライン設定ですが、ディスタンスや探る水深によっても変動はありますが、ミニマムでもフロロ12lbと10lb以下を使う事は皆無と言っても過言ではありません。逆にフロロ20lbは頻繁に使います。おそらく多くの人にとって太い!と思われるかもしれませんが、スピナーベイトというルアーの特性上、細いラインは必要あまり感じていません

 

理由はワイヤーが存在しているからで、太いワイヤーがたくさん付いて構成されたアラバマリグなどを考えると分かりやすいと思いますが、あれだけ太いワイヤーがあってもバスたちは果敢にアタックしてきてくれます。スピナーベイトに関しても太いワイヤーから構成されている事は変わりません。

 

そんな理由から私は「スピナーベイトで使うラインの太さは細くしてもあまらメリットはないのでは」と考えていますし、スピナーベイトに搭載されているフックは太軸のフックが多いのでフッキングパワーをロスしたくないという考えからライン選択は太い方へ寄せた方が良いと思ってチョイスしています。ですから、1/4ozクラスはフッキングパワーやフックの太さがそこまでなので12ポンドくらいにしています。

 

スピナーベイトが重く、サイズが大きくなるにつれ、フッキングパワーが必要になったり、フックが太軸になったりするので徐々にライン設定も上がっていく感じで私の中でシステム化されています。

例えば琵琶湖をホームにしている私の場合、フルキャストし広範囲を探る事が多くなります。そしてバスをストックしているウィードが多いのが3〜4mというレンジ。そこを気持ちよく探るには3/4ozというウェイトが最も的確に効率的に探れますのでその場合は【シューター】の18〜20ポンドがメインラインとなってきます。スピナーベイトと一言で言ってもフィールドや立ち位置、使い方、狙い方、釣れる魚のサイズによって様々な状況が多岐にわたるが故にロッドやラインの選択も怠ってはいけません。

 

【スピナーベイトのカラー選び】

最後はカラーセレクトについてです。

とは言っても僕のスピナーベイトに関するカラー選びについての答えを言うと『カラーは好みで良い』になります。

これはスピナーベイトに限った話ではありません。ルアーフィッシング全体を通して言える事なのですが、ルアーは所詮ルアー。当たり前ですが偽物です。いくらホンモノのエサに見た目を近づけた所で偽物です。

 

全くエサっぽくないカラーが長年支持され各社からリリースされている事実です。釣れる色、釣れない色と、よく議論が色んなところで巻き起こりますが答えはいつも曖昧なままです。理由はサカナと喋れる人がいないからです!

 

そう考えるとルアーという偽物に気持ちを乗せてキャストし続けられるか?ドキドキ出来るか?がルアーフィッシングで最も大切な要素であると私は思っていますので、スピナーベイトについても同様に読者さん自身が最も惹かれたカラーのスピナーベイトを選ぶ事が恐らく最もバスへの近道となると思います。

 

いかがだったでしょうか。

スピナーベイトの釣りに対して、苦手意識があったり、これからこの釣りを始めたいといった方はぜひ参考にして下さい!

 

琵琶湖用(奥)

ロッド:BLACKLABEL SG721H+FB (DAIWA)

リール:ジリオンSVTW 7.1(DAIWA)

ライン:シューター18〜20lb(サンライン)

ルアー:Bカスタム(DEPS)

シャロー展開用(手前)

ロッド:スティーズ マシンガンキャスト TYPE2(DAIWA)

リール:ジリオンSVTW 7.1(DAIWA)

ライン:シューター12〜16lb(サンライン)

ルアー:KIT3/8〜1/2oz(ペイフォワード)