【初心者必見】7~8月にかけてのマルイカ攻略!!
皆さんこんにちは、サンライン船テスターの中村勇生です。
主に自分は剣先イカ【関東での呼び名はマルイカ】を1月から8月のシーズン通して狙っています。
そこで今回のコラム内容では、シーズン後半の7月から8月の15m前後の浅場で釣れるマルイカ釣りの攻略法を皆さんに紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず初めに、自分の釣り方は基本的にオモリを底に着けた状態で仕掛けを張らず弛めずアタリを待つゼロテンション釣法での釣り方がメインです。そのため、この釣り方を基準として解説をしていきます。
【浅場での誘い方】
さて、水深15mの浅場で釣れるマルイカは小型が多く、誘いであまり叩き過ぎ(ロッドティップを動かし過ぎ)たりすると群れが散ってしまうことがあります。しかし、叩かな過ぎてもイカが興味を示さず触ってこないということもあり状況は様々です。
そこで、自分は最初に優しくゆすって触らなければ少し強めに叩いたり、それでも触らなければ長く叩いてみたり、ゼロテンで待つ時間を長くしたりと同じ誘いをせず色んな誘いをすることでイカが興味を示す誘いを見つけ出す事を心掛けています。
そして、イカが触った時に強くアワセてしまうと足切れや掛からない事が多くなってしまいます。そのため、アタリに対して強くアワセずにイカを仕掛けにノセるイメージのノセアワセを意識しています。
ノセアワセの具体的なイメージとしては、竿を30cm持ち上げるだけです。30cm持ち上げるだけでイカの重みも手に伝わりしっかり掛かります。そのため、30cm以上高く竿を持ち上げるような大アワセは上記でも解説したように足切れなどの原因になりバレる確率が高くなってしまいますので厳禁です。なので、このノセアワセを実践することで周りの釣り人との釣果に大きく差が出ると思いますのでぜひ意識してやってみてくださいね!
【仕掛けとスッテの配色】
次に仕掛け、スッテについて解説していきたいと思います。
自分の仕掛けとして、浅場は5本スッテの直結仕掛け、スッテの間隔は1m、捨て糸は2.5号1mで組んでいます。ラインについては後程詳しく解説しますが、幹、捨て糸共にフロロカーボンのトルネードVハードを使用しています。
スッテの配色は5本中の上から3番目、仕掛けのセンターを中心に組み立てをしています。
まず一番目立つ色、ケイムラ蛍光イエローをセンターにしています。その前後には全く違う系統のカラーと実績のあるピンクケイムラや濃いグリーンのスッテを入れています。この3色の配列をくむことでイカの釣れる確率を上げています。
浮いているイカは活性の良い事が多いので一番上に付けるスッテは目立つ明るめのカラーを使用しています。逆に、底付近のイカは活性が低い事が多くスッテを潮に馴染ませ違和感を無くし触らせる為に一番下のスッテは暗めのカラーを選択しています。
なぜ仕掛けの真ん中を中心に組み立てるかと言うと、真ん中のスッテで釣れるということは上下のスッテもしっかりと群れの中に入っていると想像することができるからです。
一番上のスッテで掛かれば直ぐにイカを取り込めて手返しが良いと思いがちです。しかし、イカの群れが3mの高さがあったとして、上の層にいるイカだけが掛かるということは、群れの中心に5本の仕掛けが入っていないと考えられます。
そのため、一番上のスッテか一番下のスッテだけに掛かるなら、捨て糸の長さを変えてセンターが釣れるように調整すると釣果も変わってくると思うので、仕掛けの真ん中を中心に組み立てていくセッティング方法を試して下さい!
【使用タックルについて】
メインラインとして使用しているのは、根掛かりが多い浅場は伸びが少なく強度のあるPEジガーULTの0.8号を使用しています。PE ジガーULTは滑りが良く落ちの速さは抜群です。そして、いち早くマルイカの群れに直撃できるので、アドバンテージが取れること間違いなしです。
リーダーに使用しているラインは、ツナギートFCです。PEとの結束部分を極力小さくしたい為しっかりと結束部分を絞め込むことができるツナギートを使用しています。結束部分が締め込みやすい理由は、プラズマライズ技術によりゴムのようなライン表面の性質があるからです。仕掛けの取り込み時にリーダーから掴むので強度もあり安心して掴めることができる、使いやすいリーダーです。
仕掛け、捨て糸で使用しているのはトルネードVハードです。
マルイカの仕掛けの幹糸に色々なハリスを試してきましたが今回仕掛け、捨て糸に使用したトルネードVハードは仕掛けを作る前は『表面固いから張りも強そうだな~』と半信半疑でしたが仕掛けを作り始めて『お!良い感じ』って言葉に出ちゃうぐらいしっくりきて、張りも強くなくむしろ気持ちしなやかなぐらいな感触でした。
実際に使った感じは、投入器の淵に幾度となく擦れたにも関わらずキズはありませんでした。これはプラズマライズ技術によって生み出されたガラスのような硬さと滑らかさがあってこそだと思います。また、1日通して実釣を行っても糸ヨレができにくく、仕掛けを取り込む時に手に吸い付くような感覚で、まさにストレスフリーでした。
【タックルデータ】
ロッド:がまかつ シーファングマルイカ151ZT
リール:シマノ ステファーノSS100HG
ライン:PEジガーULT 8本組 0.8号
リーダー:ツナギートFC 16lb 2m
スッテ5本直結の幹糸
仕掛け:Vハード 4号 1m間隔
捨て糸:Vハード 2.5号 1m
オモリ:30~40号