Angler
フライ名人に誘われて久しぶりのイワナ釣りです。
現地に着くとアブが飛び回っています。これからどんどん増えていくんでしょうね。今回はたいした被害はありませんでした。先行者はなし。期待に胸を膨らませて山を登っていきます。
いつもの入渓点にたどり着くと、なんと!川がありません。梅雨の大雨で川の流れる位置が変わり、ここのところの晴天続きで川は超渇水状態です。
まずは堰堤下にダートマジックを放り込んでみます。いつもならすぐに飛びついてくるはずですが、反応がありません。
あちこちいろいろなところを狙っているとようやくヒット!無事1匹目をキャッチ。続けて2匹目。
すると魚たちにスイッチが入ったのか頻繁にチェイスしてくるようになりました。しかし、追ってくるだけでなかなか食いません。粘っているうちにどんどん反応は悪くなっていき、それ以上は追加できずにこのポイントは終了。けっこうでかいやつもチェイスしていただけに残念。
名人は上流で竿を振っています。追いつくと「チャラ瀬で1匹出た」とのこと。「それなら広く探っていけば釣れるでしょ」と軽めのミノーで探りを入れますが反応なし。
それにしてもひどい渇水です。我々がお魚マンションと呼んでいた大場所はすっかり干上がっています。狙うべきポイントがほとんどないまま釣り上っていきます。
堰堤に到着。名人は左側を攻めています。しばらくすると尺イワナをキャッチ。流石です。
私は右側を攻略。流芯53HWに連発します。あっという間に8匹追加してつ抜けを達成。でも一番でかいやつはばれてしまいました。
堰堤を高巻きして上流を目指しますが、これがなかなか大変。年々崖を登る道が荒れてきているのに加え、草が生い茂っていて大変たいへん。
次の堰堤までの区間は堰堤でちょろっと釣れただけ。そしてまた高巻き。
次の堰堤はそこそこの大場所なので期待していましたが、大した釣果はなくがっかり。そしてまたまた高巻き。
次の区間で水深のあるポイントからちょっといい魚が飛び出してきてヒット!「これは」と思いましたが、29.5cm。泣き尺です。
名人は期待していたポイントに魚影がなくがっかり。そのポイントにダートマジックを放り込んで1匹キャッチしましたが、後が続きません。
どんどん高巻きして釣り上っていきます。
「ここは釣れるぞ」というポイントにキャストするとラインに付いた蜘蛛の巣がだまになって引っかかり失速。次のキャストでは全く引っかからず思いの外よく飛んでポイントの上に覆いかぶさる木の枝に引っ掛けてしまいお仕舞い。ここでリーダーを結び直します。その後は快適。もっと早く結び直しておくべきでした。
川が二股に分かれるところで一旦名人と別れます。私は過去に何匹も大物を仕留めたことがある堰堤へ。なんなく1匹目をキャッチしますが、続きません。一番大物が出そうな日陰になった奥へとキャストすると水中に沈んでいた木の枝にミノーが引っかかってしまい終了。上手くいかないものです。
名人は堰堤下で待っているとのことだったので、堰堤へ向かっていると、なんだか川が濁っています。雨も降っていないのにこんなに濁っているのを見るのは初めて。
堰堤に到着すると、名人は「この谷に入ってから反応がいい」と言っています。見ている目の前でライズ!そしてダートマジックを投げてみると尺イワナがヒット!31cmでした。
「どうしてこんなに濁ってる?」と思いながら堰堤を高巻きして上流へ。川はまるで大安トラウトレイクのように濁っています。それでもそこそこ魚の反応はあり、魚は釣れてきます。
ちょっといいポイントで1匹追加し、上流へ向かおうとすると、倒木が川を埋め尽くしています。右岸にはこの季節では珍しい残雪が見えます。そして上流へと視線を向けると、「おお!」残雪の壁が目の前に。「濁りの原因はこれか」とその光景に目は釘付け。8月目前のこの時期にこれほど雪が大量に残っているとはびっくりです。
「もうこれ以上は上がれないね」と下山することにします。川を下りながら数匹を追加し、最後の堰堤で尺を追加できないかとがんばりましたが、そんなに甘くはありませんでした。
最終釣果は23匹。苦労して上流へ向かった割には冴えない釣果となってしまいました。名人と「今年はもうこれで終わりだね」と総括。この谷への次の釣行は来年になりそうです。


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