あじがつりたい。
天気予報によると、土曜日は風が強いらしいので金曜の夜から土曜の朝まずめまでを狙ってスタート。
金曜の夜だからまあ空いているだろうと思ったのが間違い。空いている場所は無く、30分以上待つことに。
待っている間に同じ人がタチウオを2本上げていて、これはチャンスかもしれない!とウキウキしていたのにタチウオは結局釣れず…
先程釣り上げていた人とは別の隣の人がタチウオを1本上げていました。
夜中はゴンズイとチャリコを1匹釣り上げたのみで特にめぼしい釣果はなく、このままでは今回はカンパリに投稿できないな…と思いながら夜を明かしました。
朝になり、寝ていた父が車から出てきてジギングを始めたので、自分も始めようとお気に入りのジグパラ20g(ジギングを初めてした時に壁にぶつけまくってしまって塗装を剥がしてしまってからずっと愛用している)をつけていざスタート。
どうやらサバすらいないらしく、色々と層を探ってみたりしたものの何のアタリもなく、本当に今日は書くことがないんじゃないかと焦り始めていた時。
先程タチウオを上げていた隣の方のノマセのセンサーがピロロロロと大きな音を鳴らした。
みんなその方を見ていて、「まさか…」と緊張が走る中、その方が大きく合わせた瞬間、竿がぶち曲がりました。
割と手前の方でヒットしたものの、さすが青物。
走りまくって別の人のノマセとお祭り状態に。
自分と父は青物を釣った事がなく、ふらふらと様子を見に来たおじちゃんと話をしている際に「向こうで青物上がってたで〜」と話を聞くぐらいだったので、ほぼ伝説のようなものだと思っていたのですが…
釣り人と言うのは単純で、隣の方が青物を釣り上げたのを見て父と自分はやる気がMAXに。
今日こそは!今日こそは青物を釣るぞ!と意気込んでから2時間ほど。
青物が上がったのはあれ以来で、時々遠くの方でボイルのようなものがポツポツと見えるぐらい。
日が上がってきて、少し暖かくなり眠くなってしまったので20分ほど座って寝ました。
目を覚ますと父が片付けの準備をしていました。
寝起きのよく回らない頭までぼーっと海を眺めていると、どうやら近くの方でさっき見たようなボイルが出ていた、と父が話した。
やらない後悔よりやる後悔、どうせ今日は土曜日だし、1日寝ても次の日は日曜日だから。
と父と話し、ジギングを再開しました。
父は色々なジグを試していましたが、自分はやはりお気に入りのジグパラ20g。
これ以外を使ってしまうと塗装を剥がしてしまいそうで怖い、と父と他愛もない話をしながら、1時間ほど投げ続けていました。
ボイルはまだポツポツと遠くの方で出ており、それを眺めながらしゃくっていると突然竿がぐんっと入りました。
その瞬間父の「青物が来たと思ったら3回ぐらい追い合わせしとけ!」という言葉が浮かびましたが、自分はてっきり根がかりだと思って、「ほ?」と間抜けな声を出していました。
自分はこういう決定的な瞬間は何故かスローに感じてしまって、竿先を見て根がかりにしてはよく竿が曲がっているなあ…と思っていると、ドラグがギューンと音を出し、竿はさっきよりもぐんぐんっ、と入っていきました。
(後から聞いた話ですが、自分が間抜けな声を上げた瞬間の竿の曲がりようを見た父は、魚だとしてもこれはサバではない、と感じていたようです)
自分はまだ青物がかかったと言う事実が信じられず、とりあえずドラグを少し閉めて対応していましたが、それでも糸を出されていました。
父が少しアシストしてもう少しドラグを閉めて、少し大人しくなって巻きやすくなった!と思っていたのも束の間、糸が出されるどころか竿ごと引っ張られて千鳥足になりながら何とか対処。
恥ずかしい話ですが、自分は体力と力に自信がなく、ひぃひぃ言いながらファイトしていました。
しかしシーバスのような持久戦ではなく、青物は力比べのようなものだったので、手前の方でヒットしてくれたのが幸いだったのか上がってきてからは大人しくタモに入ってくれました。
父に「おめでと〜!」と言われながらタモに入った青物を見ました。
タモの直径が50cm程らしいので、ハマチだね〜と2人で安堵しました。(家でちゃんと計ってみたら51cmでした)
父は「先を越されてしまった〜」と更に意気込み、その後も暫く粘りましたがその後は釣れず。
初めての青物はハマチでしたが、もっと大きな青物を釣れるように体力も技術も身につけていきたいですね。