ななしさん

状況確認の為釣行。

以前から気になっていたエリアを新規開拓。

水は軽く濁っておりゴミも少ない良いコンディション。

はじめは水深1.5m位の砂地。

開始15分、執拗に突くバイトにグーフーを疑い適当なあわせで乗ったのは10㌢位の幼魚。

群れで掛かると厄介なのでもう少し浅い所を探る。

浅いほどにカキ殻が増えて根掛かりしやすいので底を取れる最低重量のヘッドをチョイス。

大河川の激流で転がす釣りや風のある時は7gや10gが使いやすいが、ここ能登半島内浦エリアではほぼ無用。

飛距離が出て気持ちいいがカキ殻や海草への根掛かりで即刻ロストするのがオチ。

なのに石川県の釣具屋はなぜ重めのヘッドばかり店頭に揃えるのか…

メーカーが出すから…?売れるから?

飛ばないイコール釣れないじゃないのに…

能登半島で始めたい初心者にはナカナカしんどいかと…

・・・

水面に揺らめく湯気、水中にラメを撒いたように一瞬拡散し直ぐに消える夜光虫、天上には流れ星。あたりに余計な明かりもなく虫の音が遠くにきこえる。マッタリ良い感じ。

ウネリが出て水面が“ユラ〜”としてきたら(風や波ではなく)潮が動いている証拠で食いが立つチャンスタイム。集中してキッチリ3 尾追加。

アベレージは30㌢台だがどれも深いバイトで魚の引きも良く大暴れ。チヌの適水温に来ている事を感じる。

となるとトップへの反応も気になるので夜明け後実績ポイントへ。

まずペンシルベイトで広く探るも無反応。出るぞと思った会心のキャストでも完全沈黙…。

そこでアピールの質を変えポッパーに変更。活性は高い、水もクリアということで広範囲からチヌを寄せる作戦に。

SHIMANO ライズポップで潮目を攻めると反応あり。しかしことごとく単発の“パシャ”で終わりしかも全く乗らない。

夏なら何度も執拗にチェイスがあったのに…。一発で決めなきゃってことか。

そこでR.A POPをチョイス。

早いテンポで小気味よくアクションさせる「夏の釣り方」はやめて

“トプン…トプン…”と特徴的な甘い音を軽めに出してゆっくり誘う。

これが功を奏しゴゴゴンとヒット、10㌢台をゲット。パターンがはまりその後40㌢位を追加。

(携帯忘れで画像なし)

トップでの3尾目、40㌢台を掛けたとこであり得ない痛恨のラインブレイク…。強烈な絞り込みで竿が伸され負荷が一気にラインに…

チヌよ、申し訳無い…。ルアー外れてくれ…

釣る事に夢中になってラインチェックを怠っていた事と取り込みが雑になっていた事に気付かされる。

情けなくなり納竿。

サイズはバラバラだがトップもボトムも好反応が得られる事が分かりました。

能登半島はエギングシーズンですが、雨が降った、濁りが入ったってな時にはチヌ狙いに変更してみてはいかがでしょうか。