ななしさん
この夏このエリアは河川の氾濫、台風、長雨と、天災に見舞われっぱなしでした。
数ヶ月前の岡山の氾濫をニュースで見たばかりなのに、まさかこの地域もそうなるなんて、と思うばかり…人的被害が無かったのがなにより
とは言うものの厳しいコンディションにさらされっぱなしだったフィールドの状況もやはり気になるもの。
やっと無風の晴れ間が出たので1ヶ月半ぶりに訪れて見る事に。
雨と流れ込みの影響か若干濁っているがそれほど地形は変わっていない。初夏に表層に浮遊していたアマモの切れ藻はほぼ無くなっていたが堆積していた落ち葉はそっくりそのまま。内湾だと底まで巻き上がらないのか?
水温もそこまで下がっていないようなので期待してトップチヌ狙いで攻めてみる。
まずはPUGACHEV’S COBRA 60で広く探るが、イナッコかエンピツサヨリが逃げまどうばかり。
7月はあんなに追尾があったのに夏も終わりか…
と思いきや、ルアーの後ろにさざ波が寄ってきた瞬間パシャという音が。
直ぐにティップにテンションがかかりすかさずグッとアワセを入れる。
どうだ…?
グングン、乗ったぁ!
コンコンと小気味よく何回も叩くファイトにそれほどの型では無いことを確信しつつ、貴重なバイトに対し慎重に取り込む。
目測30㌢台といったところ。出てくれてありがと!
その後もバイトはちらほらあるがどれもチュポッと迫力の無い音で何度も誤爆。おそらく口の小さなカイズばかりで乗りきらない様子…。何とかAIRACOBRA 60でもう一尾追加するも同じようなサイズ。
“ジュボゥッ!”と周りの空気ごと吸込む大迫力のバイトやゴンゴンとした叩きを見せてくれる40㌢オーバーのガチムチ黒鯛は何処に…?
温度変化や水潮を嫌って深みに落ちてしまったのか?
・・・
という事で夜の部へ。
大きな黒鯛は体型を維持する為、エビ、カニ、小魚、巻貝が豊富なシャローにいずれ差して来るだろうという読みで水深1㍍のエリアに絞って底ズルで探る。
時折乗らない“プルプル”というバイトが出るが、それらはカイズクラスで口が小さくフッキングまで至らないケースが多いので深追いはせずサクサク探る。
探る事30分、
ゴミを掛けたような鈍い感覚に違和感を感じ竿を上げた刹那、竿がゴゴッとノされる!
体制を立て直しアワセをキッチリ入れてファイト開始。
今までのとは比べ物にならないスタミナに翻弄されつつも何とか寄せて浮かせると、50㌢いかない位のナイスサイズ!やはりおったか!
と喜んだのも束の間、強烈なハタキでルアーは硬い歯からポロリ…。あるある
良型がいる事がわかり1時間程粘ったものの、結局夕方と同じような30㌢台一尾しかキャッチ出来ず終了となりました。
トップはいよいよ厳しい感じですがボトムゲームは越冬前の荒食いに向け、上がり調子になると思われますのでサイズアップを狙ってみたいと思います。