ななしさん
観潮船の港。ざぶとんカレイの有名なポイント。
到着したのは、15分後に干潮というタイミング。そして、強風の小雨、、、。
ふつうに考えると釣れなさそうな条件ではあるのですが、個人的にこういう時は釣れている気がするので、何も考えずにライトショアジギング開始。
10分後の3投目で、ぐいぐいっときました。
ふらっとふぃーっしゅ、げっと!!!
立派なマゴチです。42.5cm。
こんなでかいの初めて、、、。
高級魚です。
とりあえずクラーボックスに海水を汲み、そこに放り込み、そそくさと同じあたりに4投目。
そこから1時間半の間、アタリあり、バラしあり。。。
普通なら美味しい魚をゲットしたわけですから、釣った獲物をさっさとしめて血抜きをするのが鉄則。なんですが、
なぜか、今日は真っ暗な波止場で違うことを考えてました。
マゴチは1年に10cmずつ成長する魚です。40cmオーバーということは、4年以上、この海で生きてきた命…。
いつものように海底で、獲物を捉えるべくスタンバイしてたはず。そこをたまたま、ルアーが通りがかって食いついただけのこと。
いや、それが釣りなんですけどね。
ただ、4年も立派に生き抜いてきて、疑似餌(ルアー)に騙されて最期というふうに考えるとね。漁師でも板前でもない、ど素人の自分に下手に裁かれて食われるというのが、なんやらかわいそうに思えてきましてね…。
スケールにのせて、42.5cmのマゴチを釣ったとわかっただけでええやないかと…。
マゴっちゃん、ありがとう! 達者で暮らせよ〜。 ルアーに騙されたらあかんで〜!! てな感じで。
美しく豊かな鳴門の海にお帰りいただいた次第であります。
明らかにリリースサイズではなく、もったいない!というご意見もわかりますが、
思えばわたくし『泳げ、たいやきくん』の世代。笑
自然の豊かさを感じることに、自分の釣りの目的があるんやなぁとつくづく感じながら、雨脚も強くなったところで、今日の「自然観察会」は閉会とさせていただきました。