12月8日風、止めば
朝イチの、ヒットは気持ち良かった。

かめや釣具宮崎(神宮)店の皿良さんが捕らえた、カンパチ(ネリゴ)のアタリ。

竿が気持ちよく曲がり、ドラグ音が鳴ってラインが引き出される。

SLJで捕らえたアタリが、早朝の静寂を破る。

かめや釣具宮崎(神宮)店の池之上さん、岡本さんも応援している。

カンパチが、姿を見せた。

朝日に、皿良さんの笑顔が輝く。

釣果を手にする、釣り人最高の瞬間だ。

この一枚を皮切りに、釣果の期待が膨らんでいく。

朝間詰めの沖合は、北西の風がやや強く、北東からのウネリと喧嘩する状態。

風と波がぶつかって、波が盛り上がる。

フワーッと体を持ち上げられて、スーッと落とされていく、体が浮き上がる感覚を覚える嫌な波が立っていた。

「ちょっと風が止むまで、マゴチ狙いをしてみますか」

波静かな、港内入り口に移動。

岡本さんがアジ子を使い、皿良さんがボイルで、アタリの気難しいコチを狙ってみる。

一流し目から、アタリが来る。

小型のロウニンアジがヒット。

写真を撮って、海に帰す。

ニベもヒットしてきた。

カイワリに大きなエソ等も、ヒットしてきた。

アジに傷が付いて、なかなか食い込まない場面も有った。

1時間ほどトライしていた。

「風が落ちましたね。移動しますか」

北西の風が止んで、波も可成り落ち着いてきた。

沖合のポイントに移動する。

「良い感じの、ベイト反応がありますよ」

下り潮が、緩やかに南東に流れている。

下潮が動きを見せ始めたようで、ジグに抵抗感が出てきた。

潮が良い方向に動けば、池之上さん、皿良さん、岡本さんがアタリを捕らえていく。

後半の口火を切ったのは、岡本さん。

鯛ラバで、気持ちよいアタリを捕らえた。

「真鯛ですね」

竿先を叩くアタリに、笑顔が広がる。

池之上さん、皿良さんの応援の会話も、楽しく弾む。

真鯛が海面に、姿を見せた。

48センチの、綺麗な真鯛だ。

「綺麗な真鯛だね」

「前回に続けて、真鯛が来たね」

祝福の声が、お二人から掛かる。

船尾では、池之上さんが、アタリを捕らえた。

「ニベかもね」

「スレニベかも知れない」

獲物の引き具合と走りから、針掛かりしている獲物を判断する。

予想通り、ニベが姿を見せた。

重量感のある、良型のニベが上がってきた。

次の流しでも、池之上さんが強いアタリを捕らえた。

ジグにバイトしてくる獲物のアタリを探りながら、確実に捕らえる。

アタリと同時に、獲物が強烈に走る。

腰を落として、強烈な走りに耐える。

走りを止めてしまえば、こちらのリードで少しずつ浮かしに掛かる。

海中に獲物の姿が、ボンヤリと見えてきた。

「えっ…、サメ…」

1.5メートルくらい有りそうな、ハンマーヘッドが上がってきた。

「サメか…」

船内に、笑いが広がる。

「青物を想像していたのに…」

ここは、気持ちを切り替える。

池之上さんがサメと格闘している間に、岡本さんがアタリを捕らえていた。

「真鯛では無いと思います」

上がってきたのは、良型のガンゾウヒラメ。

肉厚感があって、重量も感じられる。

皿良さんの竿が、アタリを捕らえるのだが…。

「食い込まない…」

下潮の状態が安定していないのか、焦れったいアタリに我慢を強いられる。

岡本さんには、明らかに真鯛と思われるアタリが連続してるが…。

食い込みが浅いのか、やり取り途中で針が外れる。

「針を替えなくちゃ」

針先を確認して、新しい針に取り替える。

針を取り替えた岡本さんに、アタリが来た。

「多分、真鯛です」

ゆっくりと、引き味を楽しみながら、巻き上げていく。

「真鯛です」

43センチの真鯛が、上がってきた。

綺麗な姿の、雌の真鯛だ。

船を流し直す度に、何らかのアタリは出てくる。

魚探に出てくる、ベイト反応の中からアタリを捕らえていく。

しかし、次第に風が真東に、変わってきた。

「切り上げますか」

次のアタリは次回に期待して、納竿とした。

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