開進丸
１１月１１日カンパチ（ネリゴ）がヒット
港内のタチウオも、いよいよ終盤に入ったようだ。
ヒットするポイントが、限定的になってきた。
最近のベイトには、サッパが混じりだしている。
そのサッパを、何かが追い掛けている。
先日は、ネリゴがヒットしていた。
佐藤さんに、タチウオがヒットしてきた。
海底付近を、丁寧に探っていた。
指４本クラスの、綺麗なタチウオだ。
脇坂さん、佐藤さんと相談して、タチウオを早々に切り上げた。
水島近辺を目指して、船を走らせた。
強く吹き始めている北風が気になっているが、少しでも、沖のポイントに入りたい。
水島に近づいて、その思いは直ぐに、掻き消された。
北風が一段と強く、ウネリの波長が短くて、波に角が立ち始めている。
「内場に入りましょう」
直ぐに、その場を離れる。
内場に入って、まずは、ベイト探しから始める。
アタリは、直ぐに出てきた。
脇坂さんに、イトヨリダイがヒットしてきた。
気になっている事があった。
「この時期は、内場でネリゴが出るよね」
「ポイントを変えましょう」
ネリゴの実績の有るポイントに、移動する。
その一投目、佐藤さんにアタリが来た。
真下に強烈に、突っ込んでいる。
ドラグ音が、気持ち良い。
ゆっくりと、ラインを巻き上げていくと「見えた」。
カンパチ（ネリゴ）の姿が見えてきた。
この時期の待望の、カンパチ（ネリゴ）が上がってきた。
魚探には小さいけれど、ベイト柱が出ている。
脇坂さんも、アタリを捕らえている。
「重いけど、全然引かない」
何か掛かって居るみたいだが…。
上がってきたのは、良型のミズイカ。
「ジグにイカは珍しいよね」
船内に、笑顔が広がった。
益々強く吹き始めた北風に、内場でも白波が立ち始めている。
「余り、長くはやれんかな…」
ベイト反応に的を絞って、流すコースを絞り込む。
佐藤さんに、アタリが来た。
心地よい絞り込みに、竿が良い感じの弧を描く。
「青物みたいですね」
期待が膨らんでいく。
「見えました、ハマチですね」
上がってきたハマチは、顔付近に傷があった。
「網にでも掛かっていたかな」
「傷が回復途中ですかね」
傷は有るが、嬉しい一匹だ。
この後、風邪が益々強く吹いて、止む気配はない。
釣りを続けたい思い有るのだが、此処は安全第一。
港に引き上げる事にした。
