11月9日本カツオ来た
朝は北西の風が、やや強く吹いていた。

その風に押される様に、船は沖に向けて流されていく。

ベイト反応は良い感じで出ているが、アタリが出ない。

「ベイト反応が浮き上がって、変化しています」

仕掛けを変えながら、アタリを捕らえたいと頑張っていた。

午前9時頃になると、風が止んできた。

すると、仕掛けが真下に入り始めた。

「60グラムのジグが真下に入っています」

「もしかして、潮が動いていない…」

高妻さんと、真下に入っている仕掛けを見ながら、対策を検討する。

「何処かに潮が動いている処があるはず」

少しずつ、深場に向かって、ポイントを移動していく。

ベイト反応は良いところでは、海底から15メートル位、立ち上がっている。

高妻さんに、待望のアタリが来た。

「余り引かないですね」

「ちょっと、重みがあるかな」

上がってきたのは、ウッカリカサゴだった。

「味噌汁ですね」と、どうにか笑顔が出る。

「ここは、潮が少しは動いている感じですね」

船から少し離れたところに、潮目が見える。

次のアタリが来た。

上がってきたのは、アオハタ。

久し振りに、アオハタの姿を見る気がする。

北に向かって流れる上り潮が、少しだけ活性を見せてくれた。

高妻さんが仕掛けを変えて、投入していく。

そのフォール中に「何か来た。仕掛けが止まりました」と、声がした。

鋭い走りで、沖に向かって走り出した。

「青物ですかね」

「鯖では無いみたいですね」

縦横に走り回る相手も、少しずつ浮き上がってきた。

「本鰹ですよ」

丸々と太った本鰹が、上がってきた。

「カツオは、初めて釣りました。嬉しいですね」

「このカツオ、太っていますね。きっと、美味しいですよ」

「刺身に、漬けに、色々と楽しめますね」

チョットだけ、食べる話に花が咲いた。

風が東に、変わり始めた。

「ベイト反応は、少しずつ増えていますよ」

次のアタリも、直ぐに来た。

今度の獲物も、走り回っている。

「カツオ程は、引きませんね」

長い魚体が、見えてきた。

「サゴシですね」

サワラの一歩手前くらいの、大きさだ。

塩が少しでも動けば、潮色の良い上り潮だけに、アタリも出てくる。

潟よりの潮は、動きがイマイチ良くない。

それでも、潮が動いていそうなポイントには、魚が居る。

アタリも、出てくる。

良い感じの上り潮に、期待したい。

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