6月29日激流の下り潮
朝間詰めの下り潮は、2ノットを超す激流。

前日の雨の濁りは、可成り取れてきているが、スッキリと取れているわけではない。

ポイントを探ると、ベイト反応にも変化が起きていた。

「あれだけ出ていたベイト反応が無くなっている」

鯖子の群れが正体だった、ベイト反応が無くなっている。

何カ所かのポイントを探るが、ベイト反応が無くなっている。

小さなベイト反応を、ターゲットにして攻めていく。

「潮が速すぎるので、船で押しますね」

下り潮に向かって、船で押していく。

何とか着底が取れるようにしていく。

三浦さんに、アタリが来た。

激流の中で、待望のアタリだ。

重量感のある突っ込みを見せながら、ニベが上がってきた。

「一枚釣れれば、兎に角ホッとしますね」

三浦さんに、続けてアタリが来た。

今度は、丸々と太った鯖。

「アニサキスに気をつけてくださいね」

と、血抜き処理してクーラーへ。

高砂さんにも、アタリが来た。

キジハタが上がってきた。

「キジハタは嬉しいですね」

高砂さんの、ホッとした笑顔が嬉しい。

船で激流対策していくと、ポツポツだがアタリが出てくる。

三浦さんに、強い引きのアタリが来た。

正体は、大きなイトヒキアジだった。

一瞬、潮が動いていないのか…と、思ってしまった。

下り潮は、相変わらず2ノット超で流れている。

高砂さんに、良い感じのアタリが来た。

「どうですか」

「良い感じで引きますね」

上がってきたのは、35センチ超の良型真鯵。

ウッカリカサゴも、続けてヒットしてきた。

釣りを始めて2時間ほどすると、潮行きに変化が出てきた。

「潮が緩んできましたね」

「着底が楽に取れます」

1ノットを切る位までに、潮が落ち着いてきた。

潮が落ち着いてくると、真鯵がヒットし始めた。

イサキもヒットしてきた。

鰤の子供も、ヒットしてきた。

「これは放流します」

直ぐに海に帰す。

潮が緩んできた事を受けて、ポイントを移動する。

魚探に今日初めて、ベイト柱が出てきた。

「何かが付いていると良いですね」

直ぐに仕掛けを入れていく。

三浦さんに、強いアタリが来た。

「これは、青物かも知れません」

「ゆっくり、やってくださいね」

何度もドラッグ音が鳴り、ラインが引き出される。

慌てずに、ゆっくりとやり取りを楽しむ。

獲物の姿が見えてきた。

「鰤ですよ」

85センチの丸々と太った鰤。

「やりましたね」

「嬉しいですね」

三浦さんの笑顔が気持ち良い。

今度は、高砂さんにアタリが来た。

鋭く、強くアワセが入る。

獲物が真下に突っ込む。

高砂さんの傍で、三浦さんが応援している。

「必ず取るよ!」

獲物の突っ込みに耐える。

「見えてきた。鰤です」

82センチの、丸々と太った鰤が上がってきた。

「やりましたね」

高砂さんと、祝福の握手。

高砂さんの、鰤を手にした笑顔が輝く。

鰤がヒットして「今から」と思うのだが、雲行きが怪しくなってきた。

ラインには「雨が降り出しました」と、連絡が入る。

「雨が激しくなる前に、何とかもう一枚」

「鰤をもう一枚」の、声が届いたのか。

三浦さん、高砂さんに連続でアタリが来た。

「鰤です」

一枚目よりも、強烈に突っ込む。

その走りに耐えているが…。

三浦さんの針が伸びた…。

高砂さんのPEラインが、バチッと音をたてて切れた…。

「取れたはずなのに…悔しい…」

陸地が白く煙って、見えなくなってきた。

「悔しいですが、引き上げますか」

逃げた獲物は、次回にリベンジ…したい。

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