9月11日 朝凪のち南西の風
油津港のタチウオは、まだ調子が上がってこないのだろうか。

早朝に、1時間ほど頑張ってみたが、アタリが出なかった。

アタリが出なければ、沖合のポイントに移動。

「少し走りますね」

西村さんと、沖合のポイントに向かう。

既に、船先輩の大磯さんの船が来ている。

海は朝凪で、穏やか。

「おはようございます。携帯を車に置き忘れてきました」

「連絡が取られんどよ」

「頑張りますよ。釣れました?」

良型の鰺が、上がっているようだ。

私たちも急いで仕掛けを投入していく。

「何か来た」

すると、西村さんにアタリが来た。

上がってきたのは、魚体に厚みのあるガンゾウヒラメ。

まずまずの出足だ。

私にも、アタリが来た。

「重たいですけど、走らないです」

上がってきたのは、1キロ近くありそうなウッカリカサゴ。

「良型のカサゴですね」

「久し振りに、この大きさのカサゴを釣りました」

ちょっぴり嬉しい。

ベイトを探して仕掛けを入れていくと、30センチクラスの鰺がポツポツと当たってくる。

ここに入って、1時間ほど過ぎると満潮の潮止まりになった。

「潮が動き出したら、深場の方に移動してみますか」

「良いですね」

こんな予定を立てていたら、風が変わってきた。

天気予報通り、南の風が吹き始めてきた。

南が入ると、直ぐに波が立ってくる。

私と大磯さんと流していたポイントに、別の船が入ってきた。

ちょっと混み合った感じになってきた事もあり、ポイントを移動する。

潟よりのポイントに移動する。

南風も徐々に強くなって、雨雲も出てきた。

一時、小雨がパラッと来たが、何とか持ちこたえている。

コースを変えて船を流すが、ヒットしてくるのはイトヨリダイ。

昼になって、風が強まり波も少しずつ高くなってきた。

「今日は、帰りましょうか」

もう少し粘りたかったが、帰港した。