3月28日 海は気持ち良い
朝まで風が残ると思っていたので、少し朝寝坊。

O先輩の「凪ですよ。今、私は船の上です」と言う電話で目が覚めた。

外を見ると、気持ちよい晴天。

「朝ご飯食べたら、船を出してくる」

妻に、おにぎりとお茶を用意して貰って、出船準備。

今日の目的は、出来る限り見て回れるポイントのベイトの様子と潮の状況。

裸バエの横を通り、沖に出る。

他の仲間は、水島方面に行くと言っていた。

最近は、鰤のナブラが立つことが多くなっている。

ナブラの誘惑に、船釣りの釣り師は勝てない。

「見つけたら、連絡します」

「ありがとうございます」と、返事する。

私も、南東方向に船を進める。

久し振りの海は青々として、良い感じの上り潮が入っている。

「これは、良いアタリが出るかも知れない」と、一人で期待する。

最初のポイントは、まずまずのベイトが集まっていた。

立ち上がりのベイトは見えないが、海底から少し浮き上がって蛇行している。

近くにあるポイントを、次々と見て回る。

何処も、大きなベイトの纏まりはないが、少し浮き上がって蛇行したベイトになっている。

仕掛けを落としてみると、下潮は東方向に流れているようだ。

水深50メートルから90メートルの間のポイントを、順次見て回る。

下潮の動きを知りたくて落としていた鯛ラバに、強烈なアタリが来た。

ラインが一気に出ていったが、途中で針が外れたようだ。

しかし、直ぐに何かが飛びついてきた。

上がってきたのは、アヤメカサゴ。

「今夜の味噌汁の材料だね」と、チョット嬉しい。

大きな沈み瀬があるポイントに入ると、ジグや鯛ラバに何かがバイトしてくるが針掛かりしない。

いきなり針掛かりして、走り出したと思ったら直ぐに針外れ。

下潮の水温が、低いのかも知れない。

気のせいか、北に行くほどベイトが少なくなる気がする。

沖目に潮目が出来ていたので、その中を流してみた。

時折、小さなベイトボールは出てくる。

ジグを落とすと、アヤメカサゴがヒットしてきた。

全体の印象としては、沖目よりも潟近くの方がベイトが多い。

潟近くに纏まっているベイトは、10センチ~15センチの鰯のようだ。

船の上から海中を眺めていると、何かに追われて逃げ回る鰯が見える。

時折、海面でも鰯がバシャバシャと跳ねているのが見える。

水温が安定してくると、良い感じの釣果に繋がる気がする。

明日は、朝早くから出てみよう。