2月16日 午前中だけ
人と会う予定が、午後からになったこともあり、午前中だけチョット船を出す。

「12時には、港に帰って来なくっちゃ」

前日、仲間の鯛の釣果も聞いているので、私も釣りたい。

狙いのポイントに入ると、北西の風が吹いていた。

少し離れた所にいる仲間からも「西風が強いです」と、連絡が入る。

同時に、アオハタの釣果の写真も送ってきた。

私も、負けていられない。

船は、風の影響もあるのだろう、東方向に流されていく。

沖に払い出す、緩い上り潮が動いているようだ。

潮の色も青みがあって、昨日までとはチョット違う。

一流し目、私の鯛ラバに、突然カツンと強いアタリが来た。

最初の強い引きから、想像していた大きさとはチョット違ったが真鯛が上がってきた。

キロ弱くらいかな…。

それでも、出足からの真鯛は嬉しい。

9時を回る頃から、風が止まり始めた。

船の潮の流れで押されるようになり、ほぼ真北に流れ始めた。

潮行きとしては、嬉しい上り潮だが、速さが0.4ノット前後と緩い。

流れを気にしていると、アタリが来た。

小さいけれど、アオハタ。

直ぐにホウボウも来た。

「アタリが出始めたかな…」

しかし、後が続かない。

何度か、アタリが来て竿先が舞い込むのだが、途中で針外れ。

「食い込みが悪いのかな」

どうしようか、考えていると仲間から連絡が来た。

「アタリが渋くなりましたね。途中で外れます」

もう一人は「全然当たらなくなりました」

上潮は揺るくでも動いているが、下潮は余り動いてないのかも知れない。

鯛ラバ90グラムが、真っ直ぐに落ちていく。

流すコースを変えても、結果は同じだった。

時刻も、昼近くになってきた。

「今日は帰ります」

仲間に連絡して、帰港した。