1月3日 釣り始めは、久し振りの凪

今年始めての、出船。

水平線に浮かぶ、朝日に手を合わせ、海の安全を祈って御神酒を捧げる。

「どうか魚が沢山釣れますように、安全な船釣りが出来ますように」

と、お願いした。

塩田さんと渡辺さんも一緒に手を合わせて、釣り開始。

魚探には、まずまずのベイトが、映し出されている。

風は北西がやや強いときがあるが、ウネリもなく凪の海と言って良いくらいだ。

「こんな凪は、久し振りですね」

潮行きもゆっくりと沖に払い出す、上り潮。

「良い感じだけど、後は魚がやる気を見せてくれるだけ」

すると、渡辺さんにアタリが来た。

上がってきたのは、ウミゴイ(オジサン)だった。

「赤は赤やけど、魚種が違うね」とチョット苦笑い。

その後はアタリがなかなか出ないこともあり、ポイントを移動。

すると、塩田さんにアタリが来た。

上がってきたのは、サゴシだった。

「バター焼きにしようかな」

料理上手の塩田さんの腕が、このサゴシを美味しく捌かれることだろう。

今度は、渡辺さんにアタリが来た。

「余り引かんけど、重い」

上がってきたのは、大きなアカヤガラ。

「これは、美味しいよ。でも、潮の動きが悪いのかも…」

確かに、このアカヤガラが釣れる前から、潮の流れが0.2ノット位に動かなくなり始めている。

「なんかイマイチの潮になったね」

ぼやいていたら、渡辺さんにアタリ。

良い感じで、竿が曲がっている。

「何やろうね」

と、話していたら、突然竿先が元に戻った。

「あっ、外れた…」

仕掛けを回収してみたら、針が切れている。

「正体、見たかったな…」

この頃になると、一段と潮の動きが悪くなってきた。

「ポイントを変えましょう」

船を北東方向に走らせる。

暫く走って、瀬の周りにいるベイトを探す。

「居た。ここなら大丈夫でしょう」

と、竿を出す。

「魚探に何かが映っています。30メートル付近に固まっています」

すると塩田さんの竿にアタリが来て、鯖が上がってきた。

「このベイトは鯖の群かな」

ジグで探っていた渡辺さんに、ラインが引き出される強いアタリが来た。

何度かラインが引き出されたが、ゆっくりとやり取りを繰り返していると、魚が浮いてきた。

「ニベだ」

型の良いニベが浮いてきた。

計量してみると、6キロのニベだった。

動かない潮の中で、どうにかベイトの群れを見つけだした。

それが、ニベに繋がったかな…と重うと嬉しい。

塩田さんにも、アタリが来た。

「鯖かな…」と思っていたら「鰺だ」と声がした。

海面に良型のマアジが浮いている。

しかし、この1匹を釣り、直ぐに仕掛けを落とすが、直ぐにベイトがいなくなる。

「ベイトが直ぐに消えるね」

そんな話をしていると、潮の流れが0.1ノットとなり、益々潮が動かなくなってきた。

「今日は、これ以上は無理かも…ですね」

帰り道に「あれイルカだ」と塩田さんと渡辺さんが、南側の海上を指さしている。

イルガが群れで、こちらに泳いでくる。

「これで、終了かな」と帰港した。

http://blog.goo.ne.jp/kaisinmarugo

090-8413-4863