五右ェ門

春の夜気に包まれながら、静かな海へと車を走らせた。風はなく、肌を撫でる空気は柔らかい。まさにアジング日和。海へ着くと、潮は右から左へとゆっくり流れており、期待が胸に広がる。

軽くキャストしてリグを潮に馴染ませる。テンションフォール中、竿先に小さな違和感。軽くロッドを立てると、小気味よい引きが返ってくる。姿を見せたのは、銀鱗輝く1匹目のアジ。穏やかな海に、確かな生命の手応えが伝わってきた。

次は先ほどアタリのあったレンジまで一気にフリーフォール。そのままレンジをキープしながらリフトアンドフォールを繰り返すと、再び同じポイントで小さなアタリ。2匹目を手にし思わず頬が緩む。

その後も魚の反応が薄れるたびに少しずつ立ち位置を変え、レンジを探りながらキャストを続けた。数投ごとにアタリがあり、結果として短時間で14匹も釣っていた。型は徐々に小さくなったものの、魚影の濃さと活性の高さは終始変わらなかった。

日差しはさらに暖かさを増し、気温とともに水温も上昇し、海全体に春の気配が満ちているのを感じた。忙しない日々の合間に、こうして短時間で手軽に楽しめるアジングのありがたさが身に沁みる。

静かな海とアジの引きが、心を軽くしてくれたひとときだった。

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