瀬戸内のチヌ釣り/菅野雅之
皆さんこんにちは。
サンライン磯テスターの菅野雅之です。
今回は「瀬戸内のチヌ釣り」について解説していきたいと思います。
瀬戸内海は皆様ご存知の通り、チヌの魚影が全国で一番濃いエリアです。その中でも私のホームグラウンドである広島湾の特徴をご紹介します。
【全国屈指のチヌエリア、広島湾】
広島湾は年中チヌが狙えるエリアです。渡船を利用しなくても波止や護岸、砂浜からでもチヌが狙えて手軽に楽しめるターゲットになっています。
広島湾のハイシーズンは4月から5月のノッコミ時期よりも、回復の荒食いが始まる6月中旬から8月下旬までが、数も型も狙えて楽しめるハイシーズンになります。今時期の9月頃から荒食いも落ち着き、エサ取りも増えて釣り難い時期になりますが、10月中旬頃からチヌも動き出して秋磯シーズンに入ります。秋磯シーズンは良型が少し減りますが、年間で一番パワフルな力強い引きで楽しませてくれます。
【菅野流“瀬戸内スタイル”】
釣り方についてですが、私は年中3B浮力のウキにウキ止めを付けたスタンダードな半誘導仕掛けで釣りをしています。広島湾は川が多く河口付近では基本的に上滑りします。私の釣りスタイルは、上滑りで仕掛けがズレない様にガン玉を打ちます。仕掛けを操作してもサシエサを安定させる為にガン玉を打てる浮力のあるウキを使用しています。
もう一つの理由としては、シーズン最盛期にはチヌが1ヒロ前後のタナで釣れます。チヌが浮いた時に良くあるパターンで「練りエサを浅いタナで止めていないと食わない」時があります。浮力のないウキだと練りエサの重みでウキが沈んでいき、チヌのタナを通過して下にいるエサ取りに達にサシエサを取られて終了します。釣行当日もこのパターンで良型が釣れてくれました(^^)
私はある程度浮力があり、ガン玉の打てるウキの方が攻めるパターンも増えて使い易いと思います。
【使用ラインについて】
次にラインについてですが、ふかせ釣りの仕掛けは道糸、ウキ、クッション、ガン玉、ハリス、ハリなどの色々な小物の組合せで完成します。その中で、私は道糸が最も大切だと思っています。どれだけ性能の良いウキや掛かりの良いハリを使用しても、操作性の悪い道糸ではすべてが台無しになります。
【道糸】
ふかせ釣りにおいて道糸の操作性は非常に重要です。そこで現在私がメインで使用している道糸の紹介をしたいと思います。
悪天候でも捌き易くて愛用している道糸は「磯スペシャル グレミチ」です。
グレ道は前作からリニューアルして「プラズマライズ」による表面改質により結束強度が向上し、水切れも良くなり、更に使い易いラインになりました。スネークピッチカラーで視認性も向上し、ラインがヘビの様に海面を弾け飛ぶアタリは堪りません(笑)
私はミドルサスペンドラインを好んで使用しています。理由としては、上滑りや横風などでラインを水面下に入れたい時に、仕掛け投入後に穂先を海中に入れ、ウキまでのラインをしっかり張って水面下に入れることで、上潮の影響を受け難くなるからです。グレ道はこの様な動作をする時に適したラインだと思います。強風時にこの動作を行うかどうかで、仕掛けの馴染み方が全く違いますので、是非参考にしてみて下さい(^^)
【ハリス】
続いてハリスですが、「ブラックストリーム」を使用しています。理由は言うまでもなく最強のハリスだからです。
近年広島湾は真鯛が多くなり、80㎝クラスも珍しくなくなりました(笑)。不意に大鯛が来てもブラックストリームなら安心して取り込みできます。
こちらも「プラズマライズ」によりハリスの表面にゴムのようなクッション性を持たせ、衝撃や瀬ズレなどの擦り傷に強い最強ハリスです!
ハリスに迷ったらまずコレを使えば間違いありません(^^)
今回は主に広島湾について書きましたが、瀬戸内エリアは面白いチヌ釣り場が沢山あります。興味のある方は是非瀬戸内チヌにチャレンジしてみて下さい。