開進丸
11月3日船が沢山
夜明け前に、タチウオポイントに入ると…。
漁船も含めて、18隻の船が集合していた。
「大賑わいですね」
取り敢えず、空いている処に、船を持っていく。
魚探を確認する前に、船と船の間隔を確認する。
防波堤を少しでも出ると、沖からのウネリが寄せている。
北よりの風も、やや強く吹いている。
船の間隔を確認し、安全を確保してから竿を出す。
塩田さん、黒木さんがジギングでタチウオ狙い。
一流し目は、全然アタリが来ない。
防波堤寄りを、流してみる。
「来た」
塩田さんの竿に、アタリが来た。
水深が浅い分、タチウオの引きも強い。
振り上げたタチウオは、指4本クラス。
黒木さんの竿にも、アタリが来た。
これも、指4本クラス。
ここから、暫くはアタリが連発する。
「釣れる時間に、1匹でも多く釣り上げたい」
上がってきたタチウオを、直ぐに針外しする。
2流し目が終わるまでに、船首と船尾を往復。
周囲が明るくなってくると、針外れが増えてきた。
ショートバイトも増えて、なかなか針掛かりしなくなってきた。
時折、タチウオ以外のアタリも来る。
港内にしては良型のアラカブが、黒木さんにヒットしてきた。
吹いてくる風の止み間を見て、防波堤の外に出てみる。
東からのウネリが凄い。
裸バエに行き着く前に、船が大きく上下する。
「こりゃ…、危険ですね」
「やはり、沖に出るのは無理ですね」
塩田さん、黒木さんも波の高さに、ビックリ。
安全第一で、港内に戻る。
タチウオのアタリも、遠退いてきた。
「帰りますか」と、帰港した。