開進丸
11月1日寄せるウネリ
赤灯台の沖堤を回ると、凄いウネリが寄せていた。
大島の北側の岩場でも、寄せるウネリで高い波飛沫が上がっている。
猪崎鼻の岩場も、同じ状況。
「沖は出られませんね」
赤木さん、村山さん、松元さんも「凄いウネリですね」と、ビックリ。
港内のタチウオに、専念する。
日曜日だけに、沢山の船が出てきている。
しかし、魚探に映し出されているベイトの状況が、大きく変化していた。
「ベイトが居ない」
そう思うくらいに、反応が出てこない。
時折、アタリが来て竿が曲がるが、タチウオが大きいのか、竿を絞り込まれて針が外れる。
周囲の船を見回すが、余り、竿が曲がっていない。
「今日は、タチウオも渋いのかな」
そんな気持ちになりかけた時、村山さんにアタリが来た。
指4本クラスのタチウオが、上がってきた。
「明るくなって、写真は撮りますね」
直ぐに、次のアタリを狙う。
次のアタリが来るまでに、少し時間が掛かった。
明るくなって、ポツポツアタリが出始めた。
赤木さんにも、良型のタチウオがヒットしてきた。
この1匹を皮切りに、赤木さんにアタリが連続する。
松元さんにも、待望のアタリが来た。
タチウオが釣れて、ホッとした表情。
「これで、胸張って帰れますね」と、笑顔が良い。
ベイト反応は少ないが、上手い具合に反応が出てくれば、アタリが来る。
赤木さんに、良い感じのアタリが来た。
竿が弧を描き、タチウオの重量感が感じられる。
良型のタチウオが、見えてきた。
上がってきたのは、キビレタチウオの指5本クラス。
「この大きさは、嬉しいですね」
赤木さんの笑顔が、輝く。
全員が、複数回のアタリを捕らえ、釣果に繋がった。
納竿前には、ウネリが益々高くなってきた。
明日は、天気が崩れる予報になっている。
沖は無理かな…。