9月14日夕間詰めは凪
今日の出船は、午前11時。

天気予報で、雨が降る予報だった事を考慮して、夕間詰め狙いに切り替える。

しかし、雨は降らなかった。

沖合に出ると、以外に東風がやや強く吹いていた。

風が強い分、ウネリも有り、風波も結構な高さがあった。

「これでは、沖には出られないな」と、思う高さだ。

釣りの開始は、ベイト反応が出ているかどうかの、探索から。

沈み瀬周りに、小さいけれどベイト柱が出来ている。

そこから、攻めてみる事にした。

ベイトの正体は、25センチクラスの真鯵。

真鯵がベイトなら、青物が付いていないか気になるが…。

青物のアタリは、出てこない。

いくら探っても、何らかのバイトも無い状態。

何カ所か、ポイントを移動して探ってみるが、バイトがない。

やがて、強く吹いていた北東の風が和らいで、海も少しずつ波が落ちてきた。

波が静かになれば、動きやすくなる。

「ロックフィッシュが、やってみたいです」

肥田木さんの、希望もあって浅場に移動する。

しかし、風が東から来て、船が潟方向に流される。

東風に押されても、有る程度の時間、浅場を流せるポイントに入る。

釣り始めて、直ぐに、肥田木さんにアタリが来た。

まずまずのアカハタが、ヒットしてきた。

「最初のアタリは、結構力強いでしょう」

「最初の引きは、面白いですね」

肥田木さんも、少しだけホッとした感じに見える。

船を流し直す度に、アタリが来る。

「これだけの大きさが有れば、刺身が充分取れますね」

「型が良いですもんね」

アタリが出れば、自ずと会話も弾む。

アカハタは、岩と岩の間を釣る事が多いだけに、アワセが遅れると岩の隙間に逃げ込まれる。

強烈なアタリと共に、何度か、海底の岩の隙間に逃げ込まれる。

「逃げ込まれたら、なかなか出てきませんね」

「アワセと同時に、岩から引き離す事が必要ですね」

ロックフィッシュの話が、楽しかった。

気が付くと、夕間詰めの海は凪になっていた。

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