6月24日一夜で、潮変わり
「エサ釣りしている人に、アタリが来ないみたいです」

近くに錨を入れている、遊漁船が居る。

その船から、状況を聞いてきている。

東原さんが返事をすると、遊漁船の状況も返事が返ってきた。

一夜にして、潮が変わる。

釣りには、良くある事。

水温が下がった、潮色をしている。

潮の動きも「最悪…」と、嘆きが入りそうな感じになっている。

上り潮が、0.2ノット前後の流れになっているが…。

風は、やや強い北東の風。

潮は、北東に向かう上り潮。

風と潮が、喧嘩している。

ベイト反応は、鯖子の群れが出ている。

旭先生、東原さんともに、休まず竿を振り続けるが…。

なかなかアタリが出にくい潮の動き。

そんな中、ポツポツと真鯵がヒットしてくる。

旭先生に、アタリが来た。

東原さんに、アタリが来た。

徐々に強くなってくる北東の風に向かって、潮が行っている分、風で押し戻される。

その分、潮行きが悪いのかも…。

上潮の動きは悪いが、下潮の動きは少しあるのかも…。

そんな中でも、ヒットする真鯵は、40センチを越す物もいる。

今日の最大は、旭先生の釣り上げた43センチ。

しかし、潮行きが悪い分、なかなか数が伸びない。

鯵以外では、旭先生にヒットした真鯛。

1キロクラスの真鯛だが、食べ頃サイズ。

潮の動きが悪いこと、風が強くなっていること。

周りにいる船も、一隻また一隻と帰り始めている。

仲間からも「今日は、帰る」と、連絡が来た。

掛かり釣りは、船が風に揺さぶられて安定せずに、困り果てて居る様子。

我々も、少しでも潮が動いているポイントを求めて、移動する。

北東の風に煽られて、ウネリが高くなっている。

三角波様になって、時折、船が大きく揺れる。

「今日は、潔く諦めますか」

これ以上、粘っても釣果は上がらない。

そう判断して、時化始める前に帰港した。

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