開進丸
5月27日浅場を攻める
ボートからキャストして、浅場のシャローを攻める、ロックフィッシュ。
浅い処では、水深3メートルの岩場。
手の届きそうな処に、海底の岩が見えている。
深くても、10メートル位の駆け下がり、駈け上がりを攻めていく。
丘っぱりからも、届きそうに感じる処もある。
今日のポイントも、初めて入る岩場から。
海底は、大きな岩がゴロゴロしていて、その分起伏もある。
かめや釣り具宮崎(神宮)店の池之上さん、真田さん、お二人の友人の平峰さんの3人で竿を出す。
仕掛けを紹介する。
メインとして使用したのが、ダイワHRFダブルスピン
ワームは、ダイワのHRFワーム、一誠ワーム(海太郎)、マルキューのエコギア等々を状況に応じて使い分けていく。
ジグヘッドは、20グラム~35グラムの物を使い分けていく。
水深によって、潮の動きによって、それぞれを素早く使い分ける。
今日の潮は、濁りの入った菜っぱ色した水温が下がっている潮。
「水潮」と、表現することもある、動きの悪い潮だ。
釣り始めは、水深5メートルの岩場から。
真田さんが、アラカブを連発。
アラカブは、元気が良い。
一投毎に、バイトしてくる。
しかし、本命は、アカハタメインのハタ類。
少しでも潮色が良くて、動きの変化が有りそうなポイントに、移動する。
海底の岩が、波の下に見え隠れしている。
アタリは、直ぐに来た。
真田さんに、良型のアカハタがヒット。
続けて、平峰さんにもアカハタがヒットしてきた。
潮の変化を見つけて、しっかりと釣果を上げるのが池之上さん。
アワセも、強く、しっかりと針掛かりさせる。
上がってきたのは、43センチの大きなアカハタ。
やり取りも、重量感が感じられスリリングだ。
ここから、3人のペースが上がっていく。
次々と、良型のアカハタが上がってくる。
釣果を重ねる中、池之上さん、真田さん、平峰さんが守り続けている25センチ以下は放流がある。
アカハタの、体内に溜まっている空気抜きもしっかりして、海に帰していく。
移動していくポイントは、3人にとって、初めてのポイントも有る。
初めてのポイントに入る時、瀬掛かりを恐れることなく、積極的に多方向にキャスティング。
時に、太めのリーダーを切られる事もある。
仕掛けを投げ入れる。
海底をゆっくりと探る。
ググッと、アタリが来る。
力強い合わせが入る。
獲物も岩場の隙間に全力で逃げ込む。
取るか、切られるかの全力勝負。
池之上さん、真田さん、平峰さんのアワセの鋭さが、楽しいロックフィッシュの一場面を作っていく。
今回は、少し深場も攻めてみた。
水深20メートル前後の岩場。
ジグヘッドを重ための物に取り替えて、釣果を上げていく。
潮の動きを見て、海底の岩場をどの様に攻めていくか。
彼らが、釣りの最中に言っていた事がある。
「海底の岩場のゴツゴツ感を感じる処を釣りたい」
「瀬掛かりは、お友達です」
仕掛けの動かし方で海底の状況を掴みながら、ハタの居そうな処を竿先で感じていくのだろう。
ポイントを移動していく途中に、サラシが出来ている瀬が顔を出していた。
「やってみますか」
狙いはサラシに潜む、ヒラスズキ。
瀬を越して、広がるサラシの中に仕掛けを投入。
平峰さんがすぐに、ヒラスズキを掛けた。
池之上さんも、続けてヒラスズキを掛けた。
エラ洗いジャンプで、逃げたヒラスズキも居た。
60センチ超の、銀色に光り輝く魚体が美しい。
この、ヒラスズキを締めとして、納竿とした。