leyz
足元のゴロタ石をハクが群れながら川を登っているのが見えている。
自分は橋脚の上流側から流れの当たる橋脚のスレスレをドリフトさせていたところ。
下流側の橋脚の足元でボシュッとライズが見えた。
下流側にいるのは初心者っぽい人でライズは全く気にしてない。
自分のいる位置から投げるとその初心者アングラーに向かって投げることになるし、移動するのもその初心者アングラーに申し訳ないので『ソコ!ソコに!目の前にいるよ!』と思いながらも様子見る
するとまたボシュッ!ピチャピチャっとライズとボイルがおこる。
見てるとハクの群れが登って橋脚に差し掛かるときに補食してるっぽい。
それでも初心者アングラーはこれでもかと遠投して時折水面に叩きつけるような派手な失敗もしてる
自分は移動も含めて一人作戦会議と言う名の一服休憩。
タバコに日をつけてすぐに3回目のライズ。
初心者も少し離れて行ったので入らせてもらおうかとつけたばかりのすぐタバコを消して竿を持って振り替えると3回目のライズでようやく気付いたのか自分の行動で察したのかその方向に投げ始めたがルアーがデカイ、、、遠目から見てるから定かではないけど10cm位のシンペンか?
その上アップに投げてただ巻きで回収するもんだから食いつかない様子。
その間にも何度かボシュッと補食。
頑張っても食わないから諦めて移動してしまった。
改めて誰も狙わないなら入らせてもらおうと思っていると初心者アングラーのいた下流側の隣の地元の小学生と思われる男の子2人組が元からライズに気付いていたようで橋脚に向かって投げ始める。
地元とあって良く来てるのかなと思いようやく釣られるかと思ったがなかなか食わない。
さっきの初心者アングラーと同じアップに投げてただ巻きの回収だからだろう。
地元小学生も諦めてしまったようで少し離れてしまいライズに気付いているのは自分だけになったと思うので挑戦者のつもりで入らせて貰う。
自分の作戦はシルエットを小さくさせたいのでクリアカラーの群れからはぐれた弱っちいハクのように流すこと!
ルアーはスーサンのコーラルピンクを選択。
橋脚の目の前に立ち、なれない右手でキャスト(自分左きき)
2m位の距離なので距離はいらない。
橋脚のちょい裏側に落とすだけと念じ投げるも橋脚にカツンと当たり全く違う方向に行ってしまったので急いで回収。
スーサンは脆いので心配したがホロが一部剥がれる程度ですぐ投げ直したら先程の回収の仕方が悪かったのかラインが絡んで飛んでいく。
切らなきゃダメっぽいのですぐノットを組み直す。
するとまた小学生がトラブってるのを見てその方向に投げ始めた。
自分目の前に居るんですけど、、、と思いながらもどうせすぐ投げれないし釣れるなら釣って欲しいので暖かく見守る。
が、ダメな様で自分がルアーを付け直す頃には自らその場を開けてくれた。
3回目以降から書いてないけど何度もライズがあり、自ら場を開けてくれた小学生や諦めた初心者アングラーの為にも不思議と釣らなければと言う気分になってくる。
狙い通りの橋脚の裏側に着水させなるべく表層を流せるように竿を立て気味にし、橋脚のスレスレのところまで来たところで自分の立ち位置を2歩上流側に移して巻かずに流れに乗せる。
グッと重みが伝わったので反射的に合わせるとそのままスポンとシーバスも飛び出してきて着陸。
ファイトもくそもないけど狙い通り出たので嬉しい一本でした。
小学生くらいは見に来るかと思ったけどサイズもサイズですからね。
勝手にチーム戦かの様に妄想した自分が悪いのですが写真を撮って一人寂しくリリースしました。
橋脚に付いていたのはコイツだけっぽいので移動。
その後はしっかり太陽も登りどこも反応なく納竿。