2月2日嬉しい白甘鯛
朝一投目に釣果が出ると、やっぱり嬉しい。

日高さんの鯛ラバに、ウッカリカサゴがヒット。

「一番に釣りました」

日高さんの笑顔に、元気が出てきた。

北西の風が、やや強く吹いていた。

潮は、下り潮が沖に払い出している。

「風が吹いていなければ、流れはないのかも」

そんな感覚の、潮の流れだ。

しかし、朝間詰めにアタリが出る。

甲斐さんに、アタリが来た。

時折、強いひきを見せながら、オキアジが上がってきた。

作本さんにも、アタリが来た。

竿先を叩きながら、バタバタとした抵抗を見せている。

良型の白甘鯛が上がってきた。

「高級魚ですよ」

作本さんの代わりに、甲斐さんが白甘鯛を手にして笑顔で一枚。

北西の風が、少しずつ弱くなってきた。

魚探には、時々、良い感じのベイト反応が出てくる。

ベイトの範囲が、海底から15メートルの高さくらいまで。

その範囲を探っていると、甲斐さんにアタリが来た。

良型の白甘鯛が、上がってきた。

1キロクラスの良型の白甘鯛。

「どんな料理が良いだろう」

釣りの楽しみの一つが、釣った魚をどんな料理で頂くか。

皆さんが、笑顔で話をされる。

ポイントを変えて、移動する。

北東からのウネリが気になるが、釣りが出来ないほどでは無い。

日高さんにアタリが来た。

「結構、引きますね」

魚の挽きを楽しみながら、巻き上げる。

上がってきたのは、白甘鯛。

「みんなが一枚ずつ釣りましたね」

白甘鯛に、チュッとする日高さんの仕草に、船上は笑いに包まれる。

楽しい雰囲気の中、甲斐さんに大物のアタリが来た。

竿が大きく曲がって、ラインが引き出される。

「ゆっくりで良いですよ」

魚の走り具合から想像して「鰤だと思います」

気持ちの中に、緊張が走った。

獲物も強烈な走りを見せた。

「あっ…」

リーダーが切られてしまった。

帰りの船中は、逃げられた獲物の話と、白甘鯛の話で楽しい雰囲気。

船着き場に帰り、釣果を前にした甲斐さんが一言。

「今日は、白甘鯛の料理で飲むぞ」

皆さんの笑い声で、今日の納竿になった。

#九州 #宮崎 #アジ #カサゴ #ガシラ #タイラバ #鯛ラバ #テンヤ #アマダイ