11月7日出港は午前11時
朝は、ゆっくりと出来た。

しかし、午後から出るのに、海のよう様子が気になる。

午前8時過ぎ、湾岸道路に海を見に行った。

意外と、穏やかに見えた。

午後からのお客様に「大丈夫です」と、連絡する。

午前10時30分に、三木さんと合流。

船の係留ロープを解いて、出船の準備。

沖の赤灯台を回るときには、殆ど波もなく風も感じなかった。

ポイントに入ると、風は、北西の風が吹いていた。

時折、波長の長いウネリが来るが、最近では、ベタ凪と言っても良い状況だ。

ベイト反応も、海底から浮き上がって、蛇行している。

「良いベイト反応が出ています」

三木さんが、直ぐに竿を出す。

アタリが出たのは、二流し目に入ってから。

1.5キロクラスのカンパチ(ネリゴ)が、上がってきた。

「良い出足になりました」と、三木さんが嬉しそうにしている。

次の当たりも、直ぐに来た。

「多分、これもカンパチですね」と、三木さんが手応えから連想する。

海中に、銀白色に光る魚が、見えてきた。

2キロクラスのカンパチ(ネリゴ)。

釣り始めからいい調子の時は、次の当たりも直ぐに来る。

2キロクラスのニベが、上がってきた。

次の流しに入った時に、いきなり、竿が強烈に引っ張られた。

「おおっ、何か来た」

海底を這うような、ずっしりと重い引きだ。

数メートル巻き上げたと思ったら、その数倍走られる。

「時間掛けて、取りますよ」

しかし、そのズシリとして重量感有る走りが止まらない。

海底から、浮かすことが出来ない。

「あっ…」

リーダーが切られてしまった。

「大きなブリか、大きな根魚のアラかもですね」

その悔しい気持ちを整理するため、ポイントを移動する。

「暫く走ります」

船を20分ほど、走らせる。

次のポイントに入り、直ぐにアタリが来た。

良型の、ウッカリカサゴ。

直ぐにクーラーに収める。

「ベイトが出てきました」と、三木さんに知らせる。

直ぐに、アタリが来た。

ラインが、沖に向かって走り出した。

「シイラか…」と思ったが、ジャンプしない。

「姿が見えました」

サワラが浮いてきた。

89センチの、大きなサワラが上がってきた。

次のアタリも、86センチのサワラだった。

ベイトには、サワラが付いていたようだ。

少しだけ、流すコースを変えてみた。

「ベイト反応はあります」

下り潮が、南東方向に0.6ノット前後で、ゆっくりと流れている。

カンパチ(ネリゴ)が、上がってきた。

海底にへばり付く様なベイト反応には、魚が付いている様子はない。

しかし、海底から浮き上がっているベイトには、何らかの魚が付いているようだ。

「今がチャンス」とばかりに、頑張って竿を降る。

時には、一気に竿が海面に突っ込む強烈なアタリが来て、ジグを持って行かれる。

「何、今のもの凄いアタリは、止められないです」

三木さんも、ビックリしたような表情をしている。

外道には、コバンザメも顔を見せた。

大きな、イトヒキアジも姿を見せた。

午後からの、夕間詰めを狙った釣りだが、取ったり切られたりと、忙しい釣りになった。

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