開進丸
９月１２日北東の風
夜が明けた頃には、北東の風が強く吹き始めていた。
この風が、南東に回ったときに、海は時化て来る筈。
台風１６号も発生したようだし、週末に掛けては大時化の海になるのだろうか。
夜明け前に、船着き場を離れ、いつものようにタチウオポイントに向かった。
倉元さん、菊池さんは、今シーズンの初タチウオとなった。
ポイントに入って、一流し目から倉元さんにアタリが来た。
指３本クラス。
指４本クラスがヒットしてきた。
周囲が明るくなり始めた頃、菊池さんにもアタリが来た。
指４本クラス。
指５本クラスが、立て続けにヒット。
「タチウオは、楽しい」と、倉元さん、菊池さんともに笑顔が良い。
上手く合わせが合わずに、バレテしまったアタリも多かった。
ワイヤーを噛み切っていく、大物もいた。
午前７時過ぎに、沖のポイントへと向かう。
「北東の風が吹いていますね」
「結構な強さで吹いていますね」
風に向かって走ると、波飛沫が上がる。
風が北東から、ウネリは南からと、波が暴れやすい風とウネリだ。
仕掛けを入れる。
「潮があまり動いていない」と、お二人の判断。
確かに、潮速は０．２ノット前後に表示される事が多い。
潮の動きが悪いせいか、アタリがなかなか出てこない。
菊池さんにアタリが来た。
良型のアカハタが、上がってきた。
倉元さんにも、アタリが来た。
カサゴが、上がってきた。
なかなか思うような、アタリに繋がらない。
少しずつポイントを変えながら、流していく。
倉元さんにアタリが来た。
ガンゾウヒラメが、上がってきた。
時折、ガッと強いアタリも来るのだが、上手く針かかりしない。
潮切れの悪さが、一因なのだろう。
沖合のポイントが、いまいちの状況。
帰る前に、もう一度、昼間のタチウオを狙ってみる。
良い具合に、ベイト反応が出ていた。
倉元さん、菊池さんともに、指５本クラスのタチウオが、ヒットしてきた。
「朝から、此処に居れば良いかったかもね」と、笑いが起きる。
倉元さん、菊池さん共に、タチウオを数本ずつ、追加することができた。
