開進丸
8月31日激しい雨
今日で、8月終わる。
猛暑との戦い、台風との戦い、潮との戦い等々。
バタバタとして、何かと忙しなかった8月だった。
長かったような、短かった様な…。
嬉しかったのは、終盤になって太刀魚が食いだしたこと。
「太刀魚が、調子良いみたい」
そんな情報を聞いたのは、月の中頃だったと思う。
それでも、「慌てなくても良いだろう」と、多寡をくくっていた。
船仲間からの連絡もあって、ポイントに入った初日にバタバタとヒットしてきた。
そこから、お客様の太刀魚狙いを勧めることにした。
本日も太刀魚狙いに、ポイントに向かった。
夜明け前の海は、航海灯を点けた船が数隻来ていた。
ベイト反応の良さそうなところから、釣りを開始する。
塩田さんに、あたりが来た。
「これは、良い型だと思います」
あがってきた太刀魚は、指5本クラスだった。
選手で竿出ししている、蔵屋さんにもあたりが来た。
これも、キビレ太刀魚の指4本クラス。
指3本クラスは、一流しに2~3本くらいずつ上がっている。
タチウオも終盤に近づいていると思うのだが、良い感じで当たっている。
2桁は、上がっているだろう。
いつもの事だが、沖合も気になる。
大島沖に、出てみた。
結構なウネリが、入っていた。
所々に、小さなベイト反応は出てくるが、ヒットしてこない。
ラインに、潮に混じっているノロみたいな物が、付着してくる。
潮が、濁っていることが、アタリが渋い原因の一つだろうか。
再び、タチウオに戻るが、今度は、激しい雨が近づいている情報が入ってきた。
暫くすると、激しい雨が降り始めた。
とても、釣りを継続できる状況ではない。
塩田さん、蔵屋さんと話して、一旦引き上げることにした。
夕方に、お客様がある事を伝える。
塩田さんも、同行することになった。
午後3時過ぎから、塩田さんと関屋さんを乗せて、夕間詰めのタチウオ狙い。
ポイントに入って、一流し目に関屋さんにアタリが来た。
「指3本クラスやな」
まずは、一匹目の釣果にホッとした。
塩田さんにも、タチウオのアタリが来ている。
タチウオに混じって、コチもヒットしてきた。
「ワニゴチですね」
「背びれのトゲが長いので、切っておいた方がいいですよ」
関屋さんからのアドバイス。
塩田さんが、朝間詰めに釣り上げたタチウオは、指6本クラスの物がいた。
5時を過ぎて日が陰り出すと、「少し肌寒いね」と言うくらい涼しく感じ始めた。
そんな中に、関屋さんが順調にタチウオを、ヒットさせている。
指3本クラスと一寸小型だが、ボツボツとアタリが来ている。
しかし、残念ながら、夕間詰めに期待した大物は出なかった。
また、アタリが来ても、針はずれが多かった。
タチウオに食い気が余りない状態で、ジグにジャレついている感じだ。
外れなければ、楽に二桁を越していただろう。
少し、心残りだったが、7時前に寄稿した。