7月26日納竿前のヒラメ
昨日の潮を引きずっているのか、気にしながらの出港になった。

早朝の海を走りながら、潮の色を注視する。

濁りが残った緑色は、残っている。

「アタリが少しでも、戻れば良いけど…」

ポイントに入り、直ぐにベイトの確認。

魚探には、大きな反応が出てこない。

暫く、あちらこちらと魚探を見ながら、探っていく。

蔵屋さん、横山さんもベイト反応を気にしている様子。

小さいベイト柱が出てきたところから、釣りをスタートする。

横山さん、蔵屋さんに直ぐにアタリが来た。

中型の真鰺が、ヒットしてきた。

スタートとしては、まずまずとホッとする。

横山さんに、続けてアタリが来た。

良型のアヤメカサゴが、ヒットしてきた。

昨日の潮について、寄港後に知り合いの漁師さんと話をした。

「潮が何か匂うよね。泥臭い感じがするよね」

「下潮が動かない分、泥汚れが溜まっている気がする」

漁師さんだけあって、我々が気づかない潮の臭い、内面的な所に話が及んでいった。

そんな話をしての今日の釣りだけに、潮の動きが気になる。

潮は、下り潮が0.8ノット前後で流れて、適当な速さになっている。

横山さんに、アタリが来た。

ガンゾウヒラメ、チダイが続けてヒットしてきた。

蔵屋さんに、重量感のあるアタリが来た。

針掛かりしている獲物が走らない。

「これって何だろう」

みんなで、獲物の想像をする。

「珊瑚、タコ、アラ」と、獲物正体を想像して話が弾む。

漸くして、獲物の姿が見えてきた。

「サメだ…」

蔵屋さんが落胆の声を発する。

タモ入れしたが、タモの中でサメが大暴れ。

針が外れて、そのまま海に帰っていった。

サメが逃げたところで、気持ちを切り替えていく。

今日の潮は、少しは動いているようだ。

ポツポツとでは有るけれど、アタリが出てくる。

良型のアオハタが、横山さんに来た。。

蔵屋さんには、良型のイサキがヒット。

横山さんには、シロアマダイにオジサンが連発してきた。

やはり、アタリが出てくれば、釣りは楽しい。

ベイト反応は、相変わらず、大きな反応には成らない。

それでも、時折、ベイト柱状になって反応が出てくる。

小さいベイト柱ながらも、何らかの変化が其処に有れば、アタリが出る確率が上がる。

「何か来ました」

納竿前に、横山さんにアタリが来た。

「何が上がってくるだろう」

期待を込めて、上がってくるのを待つ。

やがて、獲物の姿が見えてきた。

「ヒラメや」

1キロ超の肉厚のヒラメが姿を見せた。

昨日に続き、今日もヒラメがヒット。

潮の動きを心配しての釣りになったが、良型のヒラメで締める事ができた。

ホッとした気持ちで、帰港した。

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