6月25日早朝から北東の風

かめや釣り具南宮崎店の鎌田さん、福本さんが来られた。

船着き場で、朝の挨拶をする。

もう一人は、金丸さん。

私の昔からの、釣り仲間でもある。

出港前に、天気が悪く成った時の対処について、説明する。

特に昼前になると、風が北東に変わり、波が出た場合の対処について、説明する。

「波が出たら、早めに避難するようにします」

そんな説明をしながら、ポイントを目指す。

早朝の海は、少し南東からのウネリがあるが、凪ぎに近い。

ポイントに着くと、既に風が北東になっていた。

「波が出なければ良いけど…」

ちょっぴり、不安な気持ちになる。

ベイト反応は、凄い反応が出ている。

直ぐに竿を出す。

福本さんにアタリが来た。

良型の真鰺が、連発してくる。

40センチ近くありそうな、大鰺に笑顔が出る。

金丸さんにも、真鰺がヒットしてきた。

かめや釣り具南宮崎店の、鎌田さん、福本さんがダブルヒット。

良型のイサキと、真鯖を手に仲良く一緒に写真を撮る。

釣りの呼吸も、ピッタリのお二人だ。

釣り開始して直ぐに、真鰺にイサキ、大鯖と釣果は賑やかになる。

釣果が上がる毎に、鎌田さん、福本さん、金丸さんの会話も賑やかになってくる。

船上が賑やかになり、釣りの楽しさが倍増してくる。

「浅場を中心に、攻めて見ましょう」

そう説明していたが、潮が殆ど動かない状況に、浅場にいる仲間から連絡が入る。

「浅場では、潮が動かんで、アタリがない」

と、大苦戦している様子だ。

この連絡で、浅場を諦め沖合のポイントを攻める。

潮が動かなければ、ベイト反応の少しでも良いところを探す。

福本さんにアタリが来た。

ハガツオが、ヒットしてきた。

待望のハガツオのヒットに、嬉しくなってくる。

これからの時期は、このハガツオが釣りの主役になってくる。

金丸さんにも、アタリが来た。

シロアマダイが、上がってきた。

高級魚のシロアマダイに、思わず笑顔になる。

鎌田さんに、大鰺がヒットしてきた。

「39センチ有ります」

ポツポツだが、大鰺が上がってくる。

金丸さんにヒットした真鰺も、良型だ。

釣果が順調の一方で、段々と、北東の風が強くなってきた。

ウネリも、徐々に高くなり始めた。

潮の動きは、相変わらず0.2ノット前後と悪いが、北東の風で少しは船が流される。

下潮は、少しずつだが北東方向に、流れ始めているようだ。

少し動き始めた潮の中から、良型の真鰺が鎌田さん、福本さん、金丸さんにヒットしてくる。

40センチ近い大きさに、笑顔が出る。

福本さんに、良型のイサキがヒットしてきた。

福本さんは、アタリがコンスタントに、出ている。

竿捌きも、アタリが来た時のアワセも、見事に決まっている。

金丸さんにも、良型のアヤメカサゴが、ヒットしてきた。

カサゴ類は、ウッカリカサゴとアヤメカサゴが、数上がっている。

小さいカサゴは、空気を抜いて海に帰していく。

朝間詰めから、アタリは続いている。

しかし、出港前に予想していたとおり、北東の風が段々と強くなってきた。

波も高くなり、時折、船が大きく揺れる。

そんな中、鎌田さんにアタリが来た。

竿が大きく曲がり、綺麗な弧を描いている。

「良い引きをしています」

やがて獲物の姿が、見えてきた。

大きなイトヨリダイが、上がってきた。

「こんな大きなイトヨリダイは、初めてかな」と、笑顔で話が弾む。

金丸さんにも、強いアタリが来た。

「一気に20メートルくらい走られたよ」

”大物”が、ヒットしてきたようだ。

竿先を見ていると、真鯛独特の引きを見せている。

上がってきた真鯛は、66センチ、3.4キロの雌の真鯛。

大物が来ても、慌てることの無いやり取りは、流石の釣技と言って良い。

「真鯛も、ノッコミ期から体力回復してきて居るみたいね」と、真鯛を手にしての感想。

色々なモノを食べているのだろう。

船仲間から連絡が来た。

「風の出てきたし、波も高くなって来たよ。帰るよ」

北東の風が、止む気配はない。

安全第一で、我々も帰港することにした。

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