6月20日夕間詰めを狙って
港を出たのは、午後12時前。

今日の潮は、下りの中潮。

午後2時頃が、干潮の潮止まり。

そこからが、勝負時と思っている。

沖合に出ると「思ったよりもウネリがあるな」と、思った。

しかし、よく観察すれば、フワーッとウネリが来るだけで、波はない。

大きなウネリを乗り越えて、ポイントを目指して走る。

午前中、仲間から「ウネリが凄いですよ」と、連絡は受けている。

南東からのウネリに注意しながら、釣りを開始する。

上野さん、三木さんが竿を出す。

「ベイト反応が少ないですね」

今までで、一番ベイト反応が少ない気がする。

まずは、ベイトを探すことに集中する。

少しずつ、ポイントを移動しながら、魚探に目を凝らす。

「少し、反応が出てきました」

三木さんに、アヤメカサゴがヒットしてきた。

上野さんにも、アヤメカサゴがヒットしてきた。

そのカサゴの口から、半分消化されたイワシが出てきた。

カサゴも、イワシなどのベイトを盛んに捕食しているのだろう。

上野さんに、ガンゾウヒラメがヒット。

三木さんには、大きなオジサンがヒットしてきた。

「鯛かなと思いました」と、言うくらいにラインが引き出された。

やがて、干潮の潮止まりが過ぎて、満潮の潮が動き始めた。

満潮に向けて、狙いのポイントに移動する。

魚探に、良い感じのベイト反応が出始めた。

直ぐに、三木さんにアタリが来た。

良型の真鰺と、イサキがヒットしてきた。

真鰺は、ダブルでヒットしたのだが、タモ入れの時に1匹は外れた。

上野さんにも、良型の真鰺がヒット。

38センチの良型だ。

ベイト反応も、段々と大きくなってきた。

海底から30メートル位のベイト柱になっている。

良型の真鰺が、ジグにヒットしてくる。

夕間詰めが近づいてきた頃になって、南東の風が強くなってきた。

風波とウネリが重なり、波が大きくなり始めた。

上野さんに、ガツンと強いアタリが来た。

緩めに調整してあるドラッグからラインが出ていく。

2度、3度と真下に突っ込みを見せている。

「多分、真鯛ですね」

ゆっくりと巻き上げると、海中に魚が見えてきた。

「真鯛です」

63センチ、2.9キロの良型の真鯛だ。

三木さんにも、良型のアヤメカサゴがヒットしてきた。

「一緒に写真を撮りましょう」

真鯛とアヤメカサゴのツーショット。

5時を回って、南東の風が益々強くなってきた。

もっと夕間詰めを粘りたかったが、安全第一で帰港した。

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