開進丸
５月２５日好釣で好調
楽しい釣りの一日、となった。
その中でも、絶好調だったのが右田さん。
常に、アタリを捉え続けて、竿は曲がり続けた。
納竿の頃には、クーラーは満タンになっていた。
「此処なら、楽しい釣りが出来るはず」と、思って入ったポイントには、ベイト反応が少なかった。
「朝間詰めに、こんな事では楽しくない」と、ベイト探しからやり直す。
「居た。良い感じのベイト反応があります」
塩田さん、右田さん、矢越さんが釣りを開始。
直ぐにアタリを捉えたのは、右田さん。
良型の丸々と太った真鰺がヒット。
次にアタリを捉えたのが、塩田さん。
これも、良型の真鰺。
「こんだけ良型なら、嬉しいですね」
と、笑顔が出る。
釣りはじめから、真鰺のアタリが連発してくる。
鰺が大きくて、途中で針はずれになるアタリもある。
右田さんの鰺が大きい。
ダブルヒットが、出始めた。
右田さん、塩田さんに強いアタリが来る。
楽しみながら、ゆっくりと巻き上げる。
良型イサキが、上がってきた。
潮は、下り潮がゆっくりと潟方向に突っ込んでいる。
しかし、時間経過と共に、潟へと真っ直ぐに突っ込み始めた。
流れる速さは０．７ノット前後と、苦にはならない。
船首では矢越さんも、鰺のアタリを捉えている。
それ以上に、右田さんの好調が止まらない。
良型イサキ。
６１センチ、２．６キロの真鯛。
好釣で好調な、アタリを捉え続けている。
塩田さんにも、真鯛のアタリが来る。
船首で、矢越さんが強いアタリを捉えた。
３５センチクラスの、良型の真鰺だ。
又しても、ダブルヒットが来た。
矢越さんと右田さん。
良い感じの引きを、笑顔で楽しんでいる。
真鰺がヒットしてくる間に、良型のイサキがヒットしてくる。
このイサキの引きが、楽しそうだ。
塩田さん、右田さん、矢越さんの笑顔が輝いている。
塩田さんに、今日最大のアタリが来た。
「うおっ、来た！」
塩田さんが、針掛かりした獲物の走りに付いて行く。
「船で追い掛けてください！」
「了解！」
エンジンを掛けようとした瞬間、獲物が強烈に突っ込んだ。
「あっ、切られた…」
大物の正体は、見ることが出来なかった。
塩田さんの表情に、その口惜しさが滲み出ている。
気持ちを切り替えて、竿を出す。
この大当たりの前に、右田さんにも大当たりが来ていた。
竿が２度、３度と強烈に引き込まれる。
それを耐えて、反撃体制を整えようとするが、ラインが切られる。
「口惜しいな…」
ポイントを変えて、気分を変える。
塩田さんに、強いアタリが来た。
良型の大鰺が、ダブルでヒットしてきた。
釣りの途中に、１時間ほどアタリが出ない時間があった。
しかし、沖から良い感じの上り潮が入り始めて、再びアタリが出始めた。
右田さんにアタリが来れば、塩田さんにもアタリが来た。
今日、何度目のダブルヒットだろう。
塩田さんに、チカメキントキがヒット。
深場の魚なのだが、時々、浅場でもヒットしてくる。
右田さんのアタリは、真鯛。
これも、６１センチ、２．６キロと最初の真鯛と全くの同型だった。
「不思議なことも有りますね」と、船内に笑いが広がる。
矢越さんにも、強いアタリが来た。
矢越さんの釣果も、チカメキントキだった。
「イサキかと、思いました。煮付けが美味しいそうですね」
と、調理の話に花が咲く。
しかし、好調な時に風がイタズラしてくる。
南東の風が、白波を立てだした。
「ラスト一流しとします」
ここでも、締めは好調の右田さんだった。
良型のイサキが、締めの一枚。
塩田さんの釣果の、ウッカリカサゴと一緒にパチリ。
塩田さん、矢越さんを上回る、絶好調の右田さんのクーラーは、満タンになっていた。
