10月9日謎の男二人、風の中
謎の男EさんとMさん。

北東の風が朝から強く吹く中、最後まで諦めずに頑張って頂いた。

ゆっくりとした、上り潮が沖に払い出す。

上潮は0.7ノット前後で、東方向に流れている。

「下潮は、聞いていますね」と謎の男Mさん。

ベイト反応は、海底から10メートルくらい上に出ている。

「ベイト反応が柱になっています」

謎の男Eさんにアタリが来た。

竿先を小刻みに叩く感じから、カツオのアタリのようだ。

結構な重量感ある走りを見せて、ドラッグ音が鳴っているが…。

走りを止めて、巻き上げに掛かった処で針が外れた…。

「あーっ…残念」

風は北東から吹き、下潮は北に向かって流れている。

「ちょっと、ポイントを変えましょう」

と、浅場に移動する。

すると、謎のMさんにアタリが来た。

アカハタが上がってきた。

謎のEさんにもアタリが来た。

これも、アカハタ。

「よっしゃ、何とかボーズではないぞ」と、笑顔が出る。

ここから、謎のEさんにアタリが連発する。

バラハタにオオモンハタ、オジサン(ウミゴイ)もヒットしてきた。

謎のMさんにも、アタリが来た。

これまた、アカハタが揚がってきた。

強い北東の風に、少しずつ波も高くなってきた。

なかなか思うようなポイントには、入れない状況になってきた。

それでも、アタリを求めて竿を振り続ける、謎のEさんとMさん。

「風にも負けず、波にも負けず」頑張っている謎のMさんに強いアタリが来た。

「今日一のアタリです」

竿が綺麗な弧を描いている。

やがて、獲物が海面に姿を見せた。

「ハガツオです」

良型のハガツオだ。

謎のEさんのタモ入れもバッチリ。

55センチの良型ハガツオだ。

クーラーの中は、アカハタやオジサンで真っ赤になっている。

その中のハガツオは、引き立つ感じに見える。

昼頃には、風も治まってくると思っていたが、予報通りには行かないモノだ。

ハガツオを締めとして、盛り上がる話の中、帰港した。