午前９時頃から１１時半頃まで水軒でキス釣りの予定が、マイポイントが工事中で立入出来なかったので、田の浦でハゲ釣りをすることに。台風が近づいてきていた頃だったので、うねりの方が心配だったのですが、ベタ凪ぎ状態。曇りで風もなく、しかも大潮の潮の動く時間帯という絶好の釣り日和。時々小雨がぱらついていることもあってか、釣り人、海水浴客共に少ない状況。

時間が無かったので、早速アミエビを撒き餌として使い、積極的に魚を寄せて狙います。仕掛けを落として直ぐに集まってきたのはオセン。海底まで沈めると直ぐに当たりが！釣れてきたのはチャリコ。この日はチャリコが多く、２連、時には３連で釣れてきます。落としたら即食って来るのでらちが明かなくなり、壁際表層を狙います。チャリコは減りましたが、オセンの群れが凄い。ただ付け餌にアタックしてくることは群れの割には少なく、どうやらかごをつついているようです。海の中を良く見ると、大量のオセンの中にチャリコが混じり、その周りに大きな魚影が。どうやらバリのようです。釣りてえなあと思いつつ暫く釣っていると、すううううと引き込んでいきます。なかなかの重みのある当たりで、合わせを入れると強烈な引き！海の中を覗くと、大きな魚影が見えます。引き上げようとしますが、引き上げる隙がない。後一メートルのところで針外れ。もう少し強引に上げても良かったかな？

そのまま釣り続けていると、徐々にオセンも付け餌にアタックしてくるようになり、状況はさらに悪化。げんなりしてきた頃、先程のものまでではないものの、強い引きが！上がってきたのは19.5センチのハゲでした。取り敢えず本命が釣れて一安心。

オセン等はリリースしているのですが、逃がした餌を食いに来ている大型魚がいる模様。フォルムからしてスズキのようですが、どうせ釣れないだろうと思いスルー。オセンが多いので今まで釣っていた棚から少し下を狙ってみると、またもや強い引き！今度はやや強引に上げてくると、それは22センチのバリコでした。このサイズでも良く引きます。

その後も色々試行錯誤しますが、オセン、チャリコが中心に、10センチに満たないコッパグレやベラが混じってヒットしてくるだけで、状況はさらに悪化する一方。そしてそれと同時にスズキと思われる魚の魚影も増加。海面ギリギリで補食する姿も目撃したところで、狙ってみるとこを決意。速攻で作ったシンプルな飲ませ仕掛けに、釣り上げていたチャリコを針にかけ、海に落とします。直ぐに反応してきますが、見切られている模様です。じっと餌を見つめ、直前でプイッとされます。どうやらゆっくりフォールしている餌に好反応のようなので、海面まで巻き上げて、後はチャリコに自分で潜ってもらうことに。するとガツンと来ました。３秒ほど走らせ合わせ！見事にヒットしました！！鯉釣りで鍛えたファイトテクで慎重に引き上げます。スズキなんて２０センチ弱のセイゴサイズしか釣ったことが無かったのですが、凄く落ち着いていました。上がってきたのはでっかいスズキ。しかし自分は今日に限ってタモを持ってきておらず、近くで釣りをしていた方々にタモを貸してもらったりと手伝っていただき、何とか引き上げることが出来ました。80センチ、嬉しかったです。ここで釣り終了。クーラーに入りきらないので、クーラーから頭と尾をはみ出した状態で、少しでもむさらないように頭にレジ袋を被せ、タオルで覆って持ち帰りました。

やはり、タモは必需品ですね。てか、本当に食ってくるとは思わなかったから…。最後になりましたが、手伝ってくださった皆様、ありがとうございました。塩焼き、ムニエルで美味しく頂きました。