7月14日頑張る釣り番長
船首に座り込んで竿を降る、釣り番長。

朝一番に太刀魚を釣り上げ、笑顔が素敵な富吉さん。

船内に笑顔が広がる。

潮は下り潮が、1ノット以上の速さで流れている。

しかし「活きた潮ではないですね」と、皆さんが感じている。

上滑りの潮で、下潮が動いていない感じの潮だ。

「今日も苦戦するのかな」

そんな感覚を覚えた中、堀部さんにアタリが来た。

上がってきたのは、良型のワニゴチ。

良型のワニゴチに「さあ、頑張るぞ」と、気合いが入るが後が続かない。

仲間の船も、イマイチ調子が出ていないようだ。

「チョット移動しましょう」

沖合に移動してみるが、潮が速く下り潮が1.7ノット以上になっている。

「少し、浅場に移動しましょう」

沖合を諦め、浅場の根魚メインに切り替える。

釣りを再開して、清水さんに最初のアタリが来た。

良型のアカハタがヒット。

内田さんにも、アタリが来た。

これも、良型のアカハタだ。

アタリが続くと、船内も賑やかになる。

またしても、清水さんにアタリが来た。

これも、良型のアカハタだ。

船首では、堀部さんにアタリが来ている。

これも、アカハタ。

心配していたフグのイタズラは、今のところ発生していない。

でも、時折その姿は海面近くまで上がってくる。

内田さんにアタリが来た。

内田さんのアタリに続けと、富吉さん、清水さん、堀部さんとアタリが続く。

堀部さんのアタリは、小型のカンパチ(ネリゴ)だったが、海中にはその姿が沢山見えている。

中には「良い型やね」と、言いたくなる姿も見える。

宮田さんにもアタリが来た。

魚体が黒見掛かっている「カサゴ」と思われる。

沖のポイントは諦めて、根魚メインで浅場を移動していく。

しかし、昼頃になると風が止まってしまった。

「船を走らせて、風に当たりましょう」

暫く走りながら、次のポイントを探す。

水深はやや深くなるが、60メートルのアタリにベイト反応が出てきた。

干潮の潮止まりとも重なってアタリが出ない中、富吉さんに強いアタリが来た。

「重い、重いよ」

と、良いながらも頑張ってリールを巻き上げる。

太った良型のガンゾウヒラメが上がってきた。

干潮から満ち潮が動き始めると、ポツポツとアタリが出始める。

しかし、リーダーが切られる。

「今度は来たぞ」

大きく、竿を絞り込んだのは、サメだった。

気持ちがチョット萎える感じがした。

「帰りますか」

暑さもも一段と増してきた気がする。

港を目指して走る船の風が、気持ちよかった。