開進丸
1月6日 頑張り通したけど…
潮は、上り潮。
魚探には、絶好のベイト反応。
朝のうちの悪条件と言えば、やや強い北西の風くらい。
「今日は、朝から良い感じだぞ」
すこし、力みもあったのかもしれない。
狙いのポイントで、アタリが出ない。
「ここは、兎に角頑張るしかない」
竿先に魚信有り。
「来たぞ」と、ラインを巻き始めると「あっ…外れた…」の連続。
直ぐに針はずれになる、魚の正体を知りたい。
釣り開始から3時間近く経って、魚が針に掛かった。
「ニベかもしれない」と思ったが、上がってきたのはアカヤガラ。
「潮が動いていない」時に釣れる事が多いアカヤガラ。
最近は富に、針掛かりしてくる。
次のアタリは直ぐに来た。
小型のレンコダイだった。
何であれ。少しずつアタリが出始めた。
針掛かりすると走り回って、真鯖も来た。
しかし、ここから又しても静寂が戻ってきた。
「こんな筈ではない」
そう思いながら、頑張り続ける。
その静寂を破ったのは、大きなエソ。
エソを三枚に下ろして、塩焼きが美味しいと聞いているがどうなんだろう。
「今日は、ダメですね。諦めます」
ひたすら頑張り通してくださった、塩田さん。
「次、どんげかしますよ」
頑張り通した気力は、まだ残っていた。