アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】 | カンパリプラス

掲載日: 2017/07/01

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

アオリイカ浮き釣り釣行記、紀伊半島でのホワイトモンスターとの闘いをレポート

アオリイカ浮き釣り釣行記、今回は第9回目。
浮きアオリイカ釣りのツノダです。
前回の第8弾で、ホワイトモンスターについての話題に触れました。

アオリイカ ホワイトモンスター狙いの釣行記【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第8弾】

今回は、6月、和歌山県南紀白浜から大阪府泉南にかけて広範囲にかけてピークを迎える、そのホワイトモンスターとの闘いについてのレポートです。

とはいえ、6月いっぱい、今年は不思議と紀伊半島南部(串本~周参見)の地磯で3キロ~4キロサイズのレッドモンスターが釣れている情報が入り(例年、レッドは1月~3月)、ホワイトと言いながら、レッドに行きたい衝動に駆られる日々が続きましたが、結局、レッドには行かずホワイトと闘いました。レッドへの残像が・・・・

アオリイカの北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道

アオリイカ3キロアップの白系(ホワイトモンスター)狙いの釣行プランを改めて考える。
この15年、毎月数回、紀伊半島でアオリイカ釣りをしている実績から、「1月、2月は串本、3月 串本~周参見、4月 椿、白浜 5月 周参見~広川 6月 白浜~泉南 7月 泉南以北」っといったような個人的なベースがある。
この釣り場所の変化は、海水温の上昇に伴い、アオリイカが産卵のために意中の藻場へ向けて北上することから発生する。
しかも、大きな個体から北上する感じがする。
ゆえに、アオリイカの北上最前線をいかに捉えることができるかが、ホワイトモンスター捕獲への近道につながるが、6月に、この最前線を捉えることが、相当難しい。
6月は、紀伊半島ならどこでもアオリイカが狙える時期であるが、その分、広範囲の、どの釣り場に最前線があるのかが見えにくい。

また、海水温17度~18度というのが一つの目安となるが、年により若干のズレが生じることも。
月に数回、釣り場に足を運んでいると、今年の、最前線の位置が少しばかり見えてくる。
今年は、例年に比べ、2、3週間、最前線の位置が北上しているようだ。

そこで、今回、釣行当日の最前線位置を有田と判断し、有田の藻場へゴムボートで向かう。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

早朝5時、水深が9メートルのワンド奥に位置する、広大な藻場の中央にアンカーリング。
藻場の直上(タナ7メートルに設定)に、活きアジを漂わすイメージでホワイトモンスターの出現を待つ。
ウキ釣りの最大の強みが、この時期にある。
藻場の直上、藻場の際などの藻付近に活きアジを漂わすことを継続できることだ。

この最大の強みを活かすために、藻の直上に活きアジを留める。
数分後、藻場に浮かぶウキがスパッと海中に消し込む。
すぐに合わせを入れ、アオリイカにイカ針をヒットさせないと、イカが潜ったことでイカ針が付近の藻に絡まり、ヒットに至らないことが多い。
そのため、ウキが海中に消し込んだことを確認したと同時に糸ふけをとり、イカの重みを感じたと同時に、渾身の力で大きく合わせる。竿が軽く曲がり、アオリ独特のジェット噴射が心地よく感じる。ファーストヒットは500グラムのアオリであった。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

ファーストヒットから1時間ほど経過し、ボートの心地よい揺れでウトウトしていたところ、同行者の鈴木さんの乗りましたという声で目が覚める。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

慎重にアオリを寄せる鈴木さん。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

鈴木さんのファーストヒットは、1キロのアオリイカ

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

鈴木さんの当たりから1時間ほど経過。当たりが少なく、サイズが上がらないことで、最前線位置を誤ったかと自分の判断を疑い始める。

アオリイカ浮き釣りの合間に気分転換のブラクリでガシラ狙い

ホワイトモンスターの出現を待ち、ウキを眺めながら、気分転換に、ささめ針 ブラクリ5号に、アオリイカ釣りで使用した活きアジを輪切りにして針に取り付け、岩の上、藻の上を誘い、ガシラを狙う。
竿先がゴンゴン叩かれ、ガシラのガサツな当たりを感じ大きく合わせると、簡単にガシラが釣れる。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

このブラクリ釣り、通常は、テトラや防波堤の際に落とし込み楽しむものであるが、ボート上では、テトラや防波堤からより、真下に落とし込めるため根掛かりが激減し、ストレスなく、ガシラ釣りを満喫できる。
しかも、イカで使用したアジが餌となりリーズナブル。

ガシラを釣りながら、自分のウキを眺めていると、次の瞬間、スパッと海中にウキが消し込んだ。
ホワイトモンスターかと興奮しながら、糸ふけをとり、大きく合わせると、ゴンゴンと竿先を叩きながら走る魚の感触が伝わる。
重さ、パワーとも貧弱なもの。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

エソの登場である。

私がエソに絡んだイカ針を外していると、鈴木さんが「乗りました~デカい~、始めてです~ モンスター間違いない!!」と興奮の叫び声があがる。
竿がひん曲がり、ドラッグが強烈に逆回転。
竿先も叩かれず、アオリ独特のジェット噴射らしい竿の曲がりとスプールの逆回転である。なかなか寄せられない。
もの凄いパワーである。
このやり取りから、モンスター間違いないと想像できる。なんとか、浮かせることに成功。
あれ・・・茶色く、細長いですが・・・明らかに、イカでない。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

52センチのマゴチであった。マゴチの腹部にイカ針がスレ掛かりしていたため、魚の走る感触が竿先に伝われず、一定の強さのまま竿が曲がり続けたのであった。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

エソと違い、最高の土産である。活きアジを泳がせていると、何がヒットするか分からないことも、この釣りの面白さである。

アオリイカ=藻イカにとって好条件の流れ藻が・・・

アオリイカ浮き釣りには何がヒットするか分からない面白さがあるとあらためて感じることができた。
その後、私は、ホワイトモンスターもしくは、マゴチを期待してウキを眺めていると、3度もウキが海中に消し込み、全ての当たりがエソという、ウキ沈み(興奮)→エソ確定(撃沈)の、悪い流れを断ち切ることができない。

流れ藻が自分のボートの周りに集まりだす。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

流れ藻は、潮が流れてきている証拠であり、アオリイカは、藻イカとも言われ、流れ藻と一緒に回遊すると言われている。ここで、もう一度、エソで切れかけた集中力を高める。

けれども、なんども、流れ藻に仕掛けが絡む。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

流れ藻が絡み、藻を仕掛けから外すことを繰り返すことで、集中力が切れ、眠気に襲われる。どれくらい寝ていたのか・・・・
「ジ・・・・・」というドラッグの逆回転の音で目が覚める。
ドラッグは固定して、2キロクラスのアオリが走ったときに、少しジーっと逆回転するほどのドラッグ力の調整をしていた。
竿受けに置いていた竿がひん曲がり、竿受けからはずれ、今にも海に落ちかけている。
慌てて、竿を手にして、力いっぱい合わせる。竿がひん曲がり、強烈なパワーのジェット噴射で、竿を手にした左手が悲鳴を上げる。
間違いない!!モンスターの出現だ。
竿を立て、ジェット噴射に耐える。興奮の絶頂。

あ・・・・。軽くなる。嘘やろ!?なんで?
数回のジェット噴射のやり取りをしていたため、イカ針はフックしていたと確信していた。
回収した仕掛けのイカ針には、藻が絡んでいた。「やってしまった・・・」
寝ていたときの当たりのため、イカがアジに抱きつき、潜ったときに、イカ針が付近の藻に絡み、イカにイカ針がヒットしないまま、ただイカがアジを抱き、走っていたのだ。
藻にイカ針が絡む前に、合わせを入れ、イカにイカ針をヒットさせないといけないのは、藻場での最大の注意事項であったはず・・・「あちゃ~」「やってしもうた~」

ホワイトモンスター間違いない当たりを、寝てしまい当たりに気付かないという致命的なミスをしてしまう。
ミスを悔やみ、完全に眠気が覚める。

デカいのが、まだいるはずと、当たりがあった藻の直上に活きアジを留めて、反応を待つ。
数分後、ウキが沈まないが微妙に傾いたことが分かる。
「何かが起こる!」と竿を手にして糸ふけをとり、臨戦態勢をとる。
次の瞬間、浮きが沈まないが、少し、傾いたとき、糸ふけがないことで、竿先にアオリ独特のドシリとした重みを感じる。
活きアジでない、イカだ!!渾身の力で大きく合わせる。竿が曲がり、ジェット噴射のたびに、ジーっとスプールが逆回転。
デカい!!数回の強烈なジェット噴射に耐え、水面に浮かせる。ここから、さらに、ジェット噴射で抵抗すれば3キロアップ確実となるが、残念ながら、スムーズにボート際まで寄ってくる。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

胴長43センチ、2880グラムのアオリイカであった。白系らしい、白く綺麗な個体である。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

先ほどの逃がしたものの方が明らかに重くパワフルであった。1年に1度あるかないかの当たりを逃したことは悔やまれるが、この綺麗な個体を手にすることができ、次回、モンスターへの意欲が再び沸いてくる。
胴長45センチを超えていれば、3キロを超え、ホワイトモンスターと呼べる。この個体はモンスターとは言えないが、ホワイトで綺麗な姿に大満足である。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

帰宅後、ガシラの煮付けとイカの刺身を食して、ミスで逃がしたホワイトモンスターの反省と釣れた喜びに浸り、次回に向けて英気を養う。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

アオリイカ浮き釣り 泉南の広大な藻場でホワイトモンスターの出現を待つ!

アオリイカ浮き釣りでホワイトのキレイな姿を見ることができた前回釣行。

そして、再び、鈴木さんとホワイトモンスター最前線に向け、車を走らせる。今回、最前線と判断した場所は、大阪府の泉南である。

泉南の広大な藻場の中央にアンカーリング。藻の直上に活きアジを留めて、ホワイトモンスターの出現を待つ。

当日は、鈴木さんの、もっている日であった。
神がかっていた。
当たり6回が、すべて鈴木さんに当たり、2600グラム、2300グラム、2000グラム、2000グラム、1500グラム、1300グラムの計6杯のアオリイカを釣りあげた。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

私は、まったく出る幕がなかった。
藻の直上、藻の際に、活きアジを留める、活きアジを長時間漂わすことができる、ウキアオリイカ釣りの最大の強みを活かせた、鈴木さんの釣果となった。
鈴木さんの自己新記録となったアオリイカ2600グラムをイカ拓に作成し、写真を添えてプレゼントした。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】

鈴木さんは、このイカ拓と写真を見ながら、当分の間、美味しい酒が飲めることだろう。
今シーズンのホワイトモンスターとの闘いはこれで終わり、ホワイトモンスターへの思いは来春まで楽しみにとっておこうと思います。

次回は、7月からお盆あたりまで楽しめる、夏アオリイカ(残りイカ)についてレポートできればと思っております。

アオリイカ北上最前線をいかに捉えるかがホワイトモンスター捕獲への近道!【角田裕介氏連載記事浮きアオリイカ釣り 第9弾】
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